連載
ゲーム中にテキスト情報が一切ないアドベンチャーゲーム「The End of the World」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1495回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,“世界の終わり”をテーマにしたアドベンチャーゲーム「The End of the World」(iOS / Android)を紹介する。
「The End of the World」ダウンロードページ
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プレイヤーは主人公の男性キャラクターを操って,誰もいなくなった世界をさまようことになる。明確なゲームの目的は示されておらず,どのように楽しむかはプレイヤーの自由だ。
画面の左右をタップすると,その方向へ移動できる。また,画面内でゆらいでいるオブジェクトをタップすると,何かしらのアクションが行える。
ただし,ゲーム中はテキスト情報が一切表示されない。たとえば,一部の場所に設置されている“時計”をタップすると,主人公の想い出とおぼしき映像を見られるのだが,テキストによる説明がないためプレイヤーが想像を巡らせる必要がある。
主人公をホールドするとタバコを吸えるものの,それがゲーム内にどのように影響するのか不明だ。とはいえ,人のいない街にただよう煙には,なんともいえない風情を感じさせられる。
いわゆる“雰囲気ゲー”で,本作ならではの退廃的かつ美しい景観が楽しめる人には合いそうだ。しかし,合わない人はまったく合わない作品ともいえるだろう。1プレイの所要時間は20〜30分なので,雰囲気ゲーが好きな人はダウンロードしてみよう。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C)Sean Wenham 2015
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