お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
NVIDIA,RTX 20シリーズ向けの動画配信用SDK「RTXブロードキャストエンジン」を発表
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2019/09/27 12:16

リリース

NVIDIA,RTX 20シリーズ向けの動画配信用SDK「RTXブロードキャストエンジン」を発表

NVIDIA RTXブロードキャストエンジン
配信元 NVIDIA 配信日 2019/09/27

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

最高のストリーミングが実現
NVIDIA RTXブロードキャストエンジンにより
AIを活用したTwitch でのライブストリームが可能に
新しいSDKがもたらすAI活用のグリーンバック
拡張現実およびスタイルフィルタ
今週末のTwitchConでOBSでのグリーンバックを体験しよう。

ライブストリーマーが集う世界屈指のイベントであるTwitchConを目前に控え、NVIDIAはGeForce RTX GPUのAI機能によってライブストリームに革命をもたらす、新しいRTXアクセラレーションソフトウェア開発キット(SDK)である、RTXブロードキャストエンジンを発表しました。

画像集 No.001のサムネイル画像 / NVIDIA,RTX 20シリーズ向けの動画配信用SDK「RTXブロードキャストエンジン」を発表

Tensorコアと呼ばれる専用のAIプロセッサを活用する、この新しいSDKがもたらす仮想のグリーンバック、スタイルフィルタ、ならびに拡張現実の機能は、大手の放送ネットワークで使用されている手法であり、すべてAIを実装しているため特殊な機器を導入する必要もありません。

ビデオゲームのライブストリーミングは文化的な現象となっています。全世界で7億5,000万人以上がビデオゲームのプレイを見ようと動画サイトに集い、TwitchConはこの世界的なムーブメントの中心地となっています。今週末、5万人以上のストリーマーとファンがサンディエゴに集結し、お気に入りのゲーマーと会い、今後のライブストリーミングについて学びます。

RTXにより、AIをライブストリーミングに導入
NVIDIA GPUはすでに、ストリーマーがPCゲームをプレイする際の最も人気の選択肢となっています。ストリーマーにとっては、動画をエンコードし、TwitchやYouTube、Mixer、Huya、Douyuといったプラットフォームにストリーム配信するのも日常茶飯事です。

RTXブロードキャストエンジンにAI機能を実装したNVIDIAは、RTX GPUを活用して没入度の高いライブストリームを実現するという、新たな方法を発表します。しかも、これには特殊なカメラや物理的な機器は一切必要ありません。

この新しいSDKには、以下のような機能が含まれています。
  • RTX Greenscreenによりウェブカメラの背景をリアルタイムで取り除けるので、ライブストリームで自分の顔と体だけを表示できるようになります。RTX Greenscreen のAIモデルが、画像のどの部分が人間のもので、どの部分が背景かを判断するので、ゲーマーはグリーンバックを購入する必要がなく、その機能が得られます。
  • RTX ARは、顔の検知や目や口といった顔の特徴の追跡だけでなく、顔の表面のモデリングまででき、標準的なウェブカメラでリアルタイムに拡張現実の効果が得られます。開発者はこれを使って、3Dコンテンツを顔にオーバーレイしたり、自分の顔で3Dキャラクターを制御したりするなど、楽しく魅力的なARエフェクトを作成できます。
  • RTX Style Filtersにより、スタイルトランスファーと呼ばれるAI手法を使って、他の画像のスタイルに基づいてウェブカメラのフィードのルックアンドフィールを変換します。ホットキーを叩けば、自身の配信ビデオに、お気に入りの絵画やゲームアートのスタイルを適用できます。


NVIDIAとOBSが、ゲーマーにRTX Greenscreenを提供
さらに、NVIDIAは人気のライブストリーミングアプリケーションであるOBSと連携し、このアプリケーションにRTX Greenscreenを組み込みます。これにより、ライブストリーマーは背景を取り除いたり、あるいは現実世界であるか仮想世界であるかを問わず、自身をあらゆる場所に瞬時にテレポートさせたりできます。この機能はTwitchConで初公開され、今後数か月のうちに利用可能となります。

OBSの作者であるヒュー ベイリー(Hugh Bailey)氏は、次のように話しています。「NVIDIAは、ストリーミングとレコーディング機器についての私のリストのトップにある企業です。私は同社の活動に絶えず驚いています。また、RTX Greenscreenのように、RTXを活用したNVIDIAのテクノロジにも関心を抱いています」

ライブストリーミングのエコシステムがNVIDIA Broadcast SDKに賛同
RTXブロードキャストエンジンにより、エコシステム全体のストリーミングアプリケーションに没入感をもたらすツールや効果が加わり、配信者は視聴者を惹きつけ、視聴者数を増やせるようになります。

Streamlabs社CEO、アリ モイズ(Ali Moiz)氏のコメント:
「新しいRTXブロードキャストエンジンは大きな発展であり、これにより、当社のアプリストアの開発者は、NVIDIA RTX GPUを活用して、ストリーマー向けのパワフルで、新しいツールを作り出せるようになります。当社は、Streamlabsの開発者コミュニティに新たな機能を提供しているNVIDIAと今後も提携したいと考えており、この新しいテクノロジを導入するのを楽しみにしています」

XSplit社開発者リレーション担当ディレクター、ミゲル モリーナ(Miguel Molina)氏のコメント:
「当社は、数年間にわたる数多くのプロジェクトでNVIDIAと提携しており、RTXブロードキャストエンジンの登場は、これまでで最もエキサイティングな出来事です。XSplitチームは、これらの新しいツールを当社のアプリケーションスイートと組み合わせることで、ユーザーがNVIDIA GeForce RTXのポテンシャルを最大限に発揮させ、よりよいコンテンツを作成できるようになることを楽しみにしています」

RTXブロードキャストエンジンに加え、OBSやXSplit、Huya、Douya、Streamlabsといった主要なアプリケーションでは、高速で高品質なストリーミングを実現する、NVIDIA Video Codec SDKも実装しています。今月には、このような新たな組み合わせが3つ登場しています。

  • Twitch Studioは、現在ベータ版が公開されている、新しいライブストリーマー向けの使いやすい新アプリケーションで、Video Codec SDKとの組み合わせにより、高品質なライブストリーミングが可能になります。
  • Discordは、全世界で人気のゲーミングチャットアプリケーションで、「Go Live」と呼ばれる、新しいグループ ブロードキャスティング機能がリリースされたばかりです。Go Liveには、NVIDIA GPUとVideo Codec SDK採用されており、Discordのゲームブロードキャストを加速させています。
  • Elgatoは、ゲーミング用ビデオキャプチャカードの世界的な大手メーカーです。先頃、同社は、Video Codec SDKを新しい4K60 Pro MK.2キャプチャカードのソフトウェアに統合し、4K 60fpsの動画をハイダイナミックレンジで録画することを可能にしました。

開発者の皆さまは、developer.nvidia.com/broadcastengine(※編注:本稿掲載時点では未公開)でRTXブロードキャストエンジンの詳しい情報を得て、アーリーアクセスに申し込むことができます。あるいは、TwitchConにおいて、ブース1823のOBSブースにお立ち寄りいただければOBSでのRTX Greenscreen、新しいRTX StudioノートPCおよび新登場のRTXゲームをご覧いただけます。

NVIDIAの日本語公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    GeForce RTX 20,GeForce GTX 16

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月22日〜04月23日