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「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON4 STAGE1」レポート。優勝常連の強者が次々と脱落する波乱の幕開けを制したのは,覇王live選手!
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印刷2021/06/21 21:03

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「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON4 STAGE1」レポート。優勝常連の強者が次々と脱落する波乱の幕開けを制したのは,覇王live選手!

 「ぷよぷよ」シリーズの公式プロ大会,「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON4 STAGE1」が,2021年6月19日にセガ本社「TUNNEL TOKYO」にて開催された。
 2021年度「SEASON4」の開幕となる大会では,プロ選手22名によるシングルエリミネーション形式のトーナメントが行われた。なお,現在の情勢を鑑み,無観客開催となり,本稿のレポートは配信映像をもとに執筆している。

進行はおなじみ,椿 彩奈さんと橘ゆりかさん,中央は解説者のmomoken氏。解説はTom氏,えちご氏も交替で担当
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 SEASON4開幕戦では,「最大火力」「見切り力」「早期決着力」「本線発火力」「セカンド効率」の5項目が,全選手の平均データとともにスタッツとして表記され,その実力が視覚化されていた。これは,セガのゲーム大会実況システム「bi-e-Play(バイプレイ)」のAI画像認識機能によってデータ化された過去3シーズンの大会結果を,中央大学理工学部数学科准教授博士の酒折文武氏に統計的側面から分析してもらい,さらにプロ選手による視点も合わせて算出したものだ。

データ分析を担当した酒折氏。自身も10連鎖を作れる程度の「ぷよぷよ」プレイヤーだそうだ
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前シーズンファイナルズの優勝者,ぴぽにあ選手のスタッツ。赤い五角形の平均値に対し,3つの項目が抜けていることがわかる
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当日のトーナメント表。エントリーしていたあめみやたいよう選手,飛車ちゅう選手,わっふる選手が欠場。また,ファイナルズ準優勝のfron選手は都合により出場を辞退している
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 試合は昨シーズンのファイナルズ覇者,ぴぽにあ選手が2回戦で敗退し,さらに優勝常連のdelta選手,ともくん選手も相次いで敗れる波乱の展開に。その一方で大会常連のベテランの活躍も目立ち,ベスト4にはヨダソウマ選手,くまちょむ選手,live選手,SAKI選手が勝ち上がった。

頭を丸めて新シーズンへ挑んだぴぽにあ選手だったが,早い攻めを上手く決めたヨダソウマ選手が2セット連取で勝利
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とにかく早い段階での1連鎖で相手のペースを乱していくくまちょむ選手の戦術は,当日の見どころの一つとなった
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 本大会より,準決勝以降の対戦は1セット5本先取,2セット先取で勝利となるレギュレーションに変更となった。準決勝第1戦は,万全の対応で強さを見せるヨダソウマ選手に対し,序盤の速攻から試合を組み立てるくまちょむ選手という非常に見応えのある内容で,1セット5本先取ルールになったことにより,観戦していたファンはかなり興奮したはずだ。1セット目を何とか取ったヨダソウマ選手だったが,くまちょむ選手もベテランの巧さを発揮し,2セット目は常に本数で先行していく。
 ヨダソウマ選手も当日はぴぽにあ選手やレイン選手など強豪を破ってベスト4入りしており,その勢いは止まらず,4−4のマッチポイントまでくまちょむ選手を追い詰める。全消し勝負で始まった試合は,互いに送ったおじゃまぷよが残る中での攻防で,残ったぷよ量の多いくまちょむ選手有利かと思われたが,盤面がほぼ埋まった状態から7連鎖を決めたヨダソウマ選手が決勝へと進出した。

4−4のセットポイントは,くまちょむ選手が先に大きめの連鎖を打ったが,本線の11連鎖を上手く発火させたヨダソウマ選手に軍配が上がる
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くまちょむ選手を追い込んだヨダソウマ選手は,発火点のぷよを上手く引いて7連鎖を決めて勝利した
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 準決勝第2戦は,live選手とSAKI選手の対戦。チャンピオンシップでのベスト4入りは4度目で,今回こそ優勝を狙うというSAKI選手だったが,その相手となるのは昨年の全国都道府県eスポーツ選手権のぷよぷよ部門をはじめ,大きな大会での優勝経験もあるベテランlive選手。ともにチャンピオンシップでの優勝はなく,どちらが勝っても次の決勝が面白くなることは間違いないカードとなった。
 1試合目はSAKI選手が立て続けに2本取って勢いづくかと思われたが,live選手は冷静にスタッツ通りの高火力連鎖を絡めて攻め,5−3で1セット目を勝利。2セット目もSAKI選手の対応を上回る高火力連鎖の応酬で,ポイントで常にリードし,5−2で決勝へと進んだ。

盤面にほとんどぷよを残さない大連鎖を決めていくlive選手
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 迎えた決勝戦は,早めに仕掛けたヨダソウマ選手をlive選手が落ち着いて対処し,大連鎖本線を組んでいくという展開に。ヨダソウマ選手も決勝まで勝ち進んだ勢いは衰えることなく攻め続け,一進一退の攻防が続いていく。live選手が4−3でリードするセットポイント,中盤を確実に返してカウンター気味の攻めに転じるlive選手に対して,ヨダソウマ選手は我慢できずに本線の10連鎖ダブルを決めるが,live選手の本線は9連鎖から3連続同時消しの11連鎖で圧倒し,1セットを先取する。
 2セット目の展開も変わることなく,ヨダソウマ選手が連鎖を引き出すための催促の1手を打つと,live選手はそれを上回るカウンターを返し,試合のペースを掴んでいく。ラストは盤面に一度もおじゃまぷよを降らせることなく2連鎖,5連鎖,6連鎖と畳みかけ,2セットを連取したlive選手がチャンピオンシップ初優勝を飾った。

決勝に進出したlive選手のスタッツ。突出した最大火力とそれを確実に発火させる能力が高く,それを打った後のセカンド効率も高い
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ヨダソウマ選手は最大火力とセカンド効率が平均値を上回り,それ以外もバランスが整った能力値を表している
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ヨダソウマ選手の中盤の攻撃にも着実な対応で,盤面におじゃまぷよを残さないlive選手
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畳みかけるような連鎖でヨダソウマ選手に対応を許さず,live選手が決勝を制した
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 悲願の初優勝にMC席や実況コメントからは賞賛の声が上がった。live選手は優勝後も「普段通りのプレイができた」と述べ,逆にこれまで優勝できなかったのは普段通りにできていなかったと振り返る。そして「今日は家に帰ってちょっと泣いてから,また前に進みたいと思います」と嬉しさをかみしめていた。

チャンピオンシップの初優勝を果たしたlive選手。賞金100万円と「ぷよぷよファイナルズ SEASON4」への出場権が贈られた
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 群雄割拠を思わせる結果となったSEASON4開幕戦,最後に「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサーの細山田水紀氏が「一般がプロになるための“ぷよぷよカップ”のような大会を再開したい」と宣言し,シリーズ30周年を盛り上げていくことを誓った。

今後の公式大会はこのようなスケジュールとなっている。今年は「ぷよぷよ」シリーズ30周年を迎え,大会以外のイベントやコラボなども実施予定だ
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