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俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説
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印刷2020/08/22 12:00

連載

俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説

画像集#003のサムネイル/俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説

 4Gamerをご覧の皆さんこんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。
 さて,これまで18回にわたり「ゲームをテーマに料理の記事を書く」という奇々怪々な企画を続けています。古今東西,いろいろなゲームに登場する(ときには登場すらしない)料理をガチで考察し具現化するというものです。しかしながら私としたことが,誰もが知っている「食べ物がメインで登場するゲーム」を見逃していました。

 そう,それは「パックマン」です。

 パックマンはナムコが1980年に発表した伝説のゲームです。日本のみならず世界中で大ヒットとなり,アメリカではその知名度の高さから「80年代のミッキーマウス」とまで言われているとか。まさに日本のゲーム界を代表する人気キャラクターと言えるでしょう。
 当時としては革新的なポップなデザインや「食べる」というテーマは,女性にも興味を持ってもらえるようにという思いもあったようです。

写真は「ARCADE GAME SERIES: PAC-MAN」のもの
画像集#001のサムネイル/俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説

 ゲーム内容は,いろいろな特徴を持ったモンスターから逃げながらフィールドにあるエサを食べ切るとステージクリアというものです。そしてエサの中には「パワーエサ」というものがあって,これを食べるとモンスターがパックマンから逃げるようになり,追いついて食べてしまうことで得点が加算されます。シンプルながらも奥が深いゲーム性に多くの人がのめり込みました。

 さて,今回は「パワーエサ」について考察していきましょう。
 実は公式では「パワークッキー」と呼ぶようになっているとのことですが,これには少々疑問を感じます。「パワークッキー」と最初に表記されたのは2005年,開発者の一人である岩谷 徹氏が執筆した「パックマンのゲーム学入門」が最初のようで,それまでは単純に「パワーエサ」という呼称が一般的でした。また,パックマンが食べているときの音が「ムギュムギュ」となっており,クッキーではなく,もっと柔らかいものの咀嚼音だと思ったからです。

 そして,黄色くて丸くて一つ食べるだけでモンスターを食べるほどのパワーを瞬間的に生み出す食べ物……。そんなスーパーフードに一つだけ心当たりがあります。

 その食べ物は日本のおとぎ話に登場し,「一つ食べれば10人力」と呼ばれた伝説のお菓子です。主人公は犬,猿,キジにそのお菓子を与えて鬼を退治したと言われています。もうお分かりですね。そう,桃太郎に登場する「きびだんご」です。

 きびだんごの主原料である「きび」は,穀物の中でもとくに栄養価が高く,心臓や小腸の働きを促すなどと言われています。さらに,高タンパク源であるきな粉をつけて食べることから,筋力の増強にもつながり,鬼やモンスターに対抗できる力を得られるのではないかと,推測したわけです。

 しかし,現在流通している「きびだんご」は「きび」ではなく米粉を使ったものが多いのだとか。ここは日本の伝統文化を守りつつ,パックマンの40周年を記念して,なるべくクラシックなレシピで伝説の「パワーエサ」を作ってみましょう。

■材料
いなきび 100g
水 100cc
きび砂糖 40g
きな粉 適量
塩 少々
画像集#004のサムネイル/俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説



いなきびを米を研ぐように洗い,水気を切ったあと,塩少々と水100ccを入れて1時間ほど浸す
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鍋に入れて蓋を閉め,強火にかけて沸騰したら弱火にして5分炊きます
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火を消して10分蒸らす
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すり鉢に炊けたきびときび砂糖を入れてする
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整形してきな粉をまぶして完成です
画像集#009のサムネイル/俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説

■実食

 色と形はパワーエサに似ているような気がします。これが通路に置いてあるのを想像するとシュールですが,早速食べてみましょう。一つ私にくださいな。

 おお,これは美味しい。雑穀らしい独特の風味と酸味を感じます。「きび砂糖」を使ったことで優しい甘さになっています。少し粒の残った食感も心地よく,何個も食べたくなりますね。砂糖が貴重だった時代には,動物が思わず服従してしまうほど,それはそれは美味しいお菓子だったに違いありません。

画像集#010のサムネイル/俺のコラボカフェ:Menu 019 「パックマン」のパワーエサは,伝説のあのお菓子だった説

 実際に作ってみる人へのアドバイスとしては,すり鉢で餅にする工程にかなり体力が必要なので,とにかくがんばってくださいということです(つらければフードプロセッサーに頼りましょう)。普通のお団子やお餅よりもだいぶ柔らかいので,携帯性を高めたいのであれば,上新粉などを混ぜると良いかもしれません。

 秋の行楽シーズンに,そしてモンスターを食ってしまうほどの勢いがほしいときの,とっておきのおやつとして,日本古来の「パワーエサ」をぜひお供にどうぞ。

 今回のメニューはいかがでしたでしょうか? 実際に作った人は「#俺のコラボカフェ」「#COCOCORO」といったハッシュタグをつけてSNSに投稿してくれると嬉しいです。あわせて,感想や作ってほしいメニューなどの意見もどうぞ。今回のレシピは「COCOCOROチャンネル」での動画はありませんので,この記事を参考にチャレンジしてみてください。それでは,またお会いしましょう!


■■大西哲也(クッキングエンターテイナー)■■ 
 あるときは,東京都,西調布にある「料理うまいBAR COCOCORO」のシェフ,またあるときは,「COCOCOROチャンネル」のYouTuber,しかしてその実体は……,料理を通じて多くの人を喜ばせたいと日々奮闘する,クッキングエンターテイナーだ! 今回のテーマに選択した「きびだんご」は,パックマンに出てきたものとは考えず,黄色く丸いパワーが出る食べ物としてひねり出したアイデアだったとか。次はどんな料理が出てくるのか。20回目にも期待させてもらいます。



※次回の掲載は2020年9月26日を予定しています
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