TOSCA

「TOSCA」は完全情報型二人対局ゲームです。
完全情報型二人対局ゲームとは、将棋やチェス、囲碁のように実力だけで勝敗が決まるゲームのことです。
もちろん偶然性はありません。盤上から手持ちのコマまでお互いの情報をすべて把握し、戦略と駆け引きによってのみ勝敗が決まります。
通信対局により世界中の人と対局することができます。

「TOSCA」の特徴
１、大逆転
　　TOSCAの対局では、常に逆転される可能性を考えて駒を打つ必要があります。
　　優位に進めていたはずが一瞬で立場が逆になりますので、最後まで気を抜けません。

２、対局の早さ
　　TOSCAは、最大5×5の盤に手持ちの駒を全て置いた時点で対局が終了します。
　　ですから、対局相手と合わせて最大24駒を置くだけです。長考をしない限り10分から20分で勝敗が決まります。
　　しかし、そのたった24手の中に限りない戦略と駆け引きが生まれます。

３、通信対局
　　TOSCAは簡単に世界中の人と対局することができます。
　　言葉は交わせませんし、相手が誰かもわかりませんが、対局中顔マークで気持ちを伝えることができます。
　　悔しがったり、得意そうにしたり、そんな顔は世界共通です。（多分）
　　もちろんパスワードを決めて、特定の相手と通信対局をすることもできます。

４、コンピュータ対局
　　TOSCAではコンピュータ相手に対局することができます。
　　時々、弱い手を打ったりしますが、練習相手には十分です。
　　コンピュータに勝てるようになったら、いよいよ通信対局デビューです。

５、棋譜データ
　　TOSCAでは、対局を自動的に記憶します。
　　そして、それらの棋譜は対局さながらに再現することができます。
　　記録する対局数は80対局ですが、残したい名勝負にはロックをかけておくことができます。
　　強くなるためには棋譜の研究は欠かせません。

ゲーム
「TOSCA」の駒にはカウント（数字）が書かれてあり、隣接するマスに置かれた駒の種類によってカウントが変化します。
駒にはいくつかの種類があり、それぞれ、0、1、11、-7、-23、それとJokerと呼ばれる-0があります。
また、対局する盤はいくつかの種類が用意されていますので、好みの盤を選んで対局することができます。

勝敗
先手から駒を打ち、全ての駒を打ち終えた時ゲームが終了します。
駒を置いたとき、ルールに従って置いた駒と隣接するマスにある駒の数字が変化します。
終了時点で、駒のカウントの合計がスコアになり、スコアの大きいプレイヤーが勝者になります。

ルール
ルールは簡単です。
１、プラスの数字の駒を置いた時、隣接したマスのすべての駒のカウントが、置いた駒のカウントに加算されます。
２、マイナスの駒を置くと、隣接したマスのすべての駒のカウントに、置いた駒のカウントが加算（この場合はマイナス加算）されます。
３、Joker(-0)を置くと、隣接したマスのすべての駒のカウントの正負が反転します。Jokerも含みます。
４、すでに置かれているJoker(-0)の横に、駒を置くと置いた駒のカウントが反転します。Jokerも含みます。
５、駒を置こうとする隣接に、Jokerを含むいくつかの駒がある場合、先にすべての駒との計算を行ってからJoker効果が適用されます。
６、Joker効果（反転）はJokerや0にも適用されますから、その場合Jokerは0に、0はJokerになります。

もしあなたに対局ゲームのライバルがいるなら、先にコンピュータ相手にこっそり練習してください。
そして少し強くなってからライバルに教えてあげましょう。
通信対局で友達や手強いライバルに勝ち星を上げるチャンスかもしれません。
早い段階で定石を見つけて、自分だけの戦略を立ておくことは大切です。
今ならTOSCAの世界チャンピオンも夢ではありません。
もしあなたがすでに将棋やチェスその他の二人対局ゲームの実力者なら、決してTOSCAだけ弱いとは言えないでしょう。
ぜひTOSCAをレパートリーに加えてください。高度な思考力があればすぐに強くなるはずです。
TOSCAで勝つためのアドバイスとして、相手の残りの駒をしっかり把握しておくことです。
そして対局序盤でのスコアは気にしてはいけません。
相手のスコアがいくら大きくなってもJokerひとつでひっくり返るのですから。
さあ、大逆転を狙ってください。