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モノに当たってもここなら許される! 「龍が如く7」とコラボした破壊施設「REEAST ROOM」を横山昌義氏と中谷一博さんが体験
REEAST ROOMとは,「Release Of Beast」……すなわち己の中に棲む野獣を解放できる部屋という意味の造語。この施設では,お皿や家電製品を粉砕したり,手斧を投げてマトに当てて点数を競うといった危険な行為を「遊び」として,安全に体験することが可能なのだ。
今回のコラボレーションのPRのため行われたプレス向けのデモイベントでは,「龍が如く7」チーフプロデューサーの横山昌義氏と,「龍が如く7」の新主人公・春日一番を演じる中谷一博さんが東京・浅草のREEAST ROOMに登場し,破壊体験のデモンストレーションを行った。
集まった取材陣を前に横山氏は,「REEAST ROOMさんも『龍が如く』シリーズも,現実にはできないことをやる部分で共通点がある。かなりハマっているコラボじゃないでしょうか」とコメント。
前もってリハーサルを済ませていたという中谷さんは,「(破壊体験は)まさしく非日常というか,スカッとしますね。これでスカっとできる方は,きっと普段からいろいろ溜め込まれていると思います。なので『龍が如く7』でも,ぜひ安全にスカッとしてほしいですね」と語った。
今後,春日一番を演じる際,今回の破壊体験が影響するかという取材陣からの質問に中谷さんは,「じつはアクションシーンを演じた際,バットを持って動く感覚をあまりイメージできてなかったんです。今回の経験で,特に必殺技の掛け声の出し方は変わってくる気がします」と答えた。
その回答を受けて横山氏は,「普通にゲームを作っているだけでは体験できないことを体験できるのが,『龍が如く』というシリーズ。中谷さんのようなストレス過多な人には,特に楽しんでいただけると思います」と悪ノリ。これには中谷さんも「言い方が悪い(笑)」と苦笑していた。
破壊体験は中谷さんから行うことに。手にした獲物は一番と同じく金属バットで,ターゲットは女性の背丈くらいはありそうな姿見(鏡)だ。
大きな掛け声とともに中谷さんは金属バットを一閃,コラボルームにドガッ! と鈍い音が響き,姿見は見事に砕け……散らなかった。スタッフの話によれば,鏡の構造や,バットの当たり所によっては「鏡が耐えてしまう」こともあるらしい。モノが予定調和的にそううまくは壊れてくれないことが,かえってリアルに感じられた一幕だった。
一方,横山氏は人形の首をバットでスイング。こちらは一撃で成功し,人形の首は勢いよく吹っ飛んでいった。しかも,人形の近くにあった瓶にバットの先端が当たり,粉々に砕けていた。予想外の出来事が起こることも,現実世界で行う破壊体験ならではかもしれない。
さて,筆者もせっかく現地まで行った以上,破壊体験を味わってみることに。遊びでバッティングセンターに通ってボールを打つことはあるものの,これまでバットで何かを叩き壊した経験はさすがにない(子供のころ,超合金のロボット玩具で頭を何度も強打されて流血するという「破壊されかけた体験」ならあるのだが)。
ツナギを着用し,ヘルメットやフェイスガード,グラブで安全対策をしっかり行ったうえで,台の上に置かれた酒瓶を野球の要領でスイング! インパクトの音はは想像より控えめだったものの,割れた酒瓶の破片は勢いよく吹っ飛んでいき,壁に当たって砕けて飛散した。
そうした視覚情報もさることながら,バットを通して伝わってきた衝撃が,生々しく手の平に残り続けていたことが印象的な体験だった。
普段溜め込んだモヤモヤを発散させるために,対戦ゲームやスポーツに取り組んでも,理不尽な負け方をしたり,自分自身のミスにより,よりモヤモヤを募らせてしまうことがある。そんな状態があまりにも続き「ついコントローラや器具に当たってしまった」という人は少なからずいるのではないだろうか。
もしかしたらなかには,それがきっかけで人との信頼関係が壊れてしまったり,アルコールの過剰摂取で体調を壊したりと,「壊してはいけないものを壊してしまった」という苦い体験をした人もいるかもしれない。
その点,REEAST ROOMでの破壊体験なら,壊してはいけないものを壊すことなく破壊の快楽を味わうことができるだろう。
ちなみにREEAST ROOMでは,身の回りにある「壊したいもの」を持ち込んで遊んでもOKとのこと。ちょうど年末の大掃除シーズンなので,出てきた不用品の処分も兼ねてコラボイベントに足を運んでみるのはいかがだろうか。
「REEAST ROOM」公式サイト
「龍が如く7 光と闇の行方」公式サイト
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