連載
元素記号の暗記ならこれ! スマホ向けパズル「Atomas」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第2126回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,フィールド内の元素を合成し,原子番号の上を目指していく,スマホ向けパズルゲーム「Atomas」(iOS / Android)を紹介しよう。
いきなり元素と言われると難解に思うかもしれないが,本作は単純なパズルゲームとしてのプレイフィールに優れた1作なので,まずは気軽に遊んでみてほしい。
「Atomas」ダウンロードページ
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フィールド内には,ランダムに元素が配置されている。画面中央に生まれたものは,周囲の円形をタップして配置していく。真ん中から周囲に落としていく落ちものパズル,といったイメージでOKだ。
元素記号は「H(水素)」「He(ヘリウム)」などからはじまり,Hなら1,Heなら2と原子番号も表記されている。「HとHとくっつけてHeを作り,HeとHeをくっつけてLi(リチウム)を作り」と,より上の番号を目指していくのだが,記号ではなく数字を見るだけでも問題ない。
元素をくっつけるには,同種を隣り合わせたうえで,その間にランダムで出てくる「プラスマーク」を配置する必要がある。「H H」のところを「H + H」とすると「He」が出来上がるわけだ。
このときHeの両隣が「He He He」となっていると,さらに連鎖して「Li」になる。両隣の元素は種類が違っていても構わず,「Li He Li」でも連鎖する。ともかく,元素を置けなくなるほど画面が埋まるとゲームオーバーになるので,配置と連鎖で工夫するゲームなのだ。
ゲームをうまく進めていても,元素の原子番号がどんどん上がっていくと,同種をくっつけるのが難しくなってくる。これはハイパーカジュアルゲームなどでお馴染みの“ゲーム進行に伴い難度が上昇するギミック”に当たる。制限時間などはないので,思う存分悩もう。
ルールを理解するまでが大変だが,理解したあとはシンプルかつ奥深いパズルゲームとして楽しめる本作。複数のゲームモードが用意されているので,気分を変えてプレイすることも可能だ。
ややとっつきにくいところはあるが,はまれば無制限に時間を使ってしまうこと間違いなしである。
著者紹介:瑞嶋カツヒロ
Wikipediaに記事があることを密かに誇りに思ってしまうおじさん。好きなものは銃(ドンパチ)・病原菌(ゾンビ)・鉄(巨大ロボ)。思春期にTFCに傾倒したのが運の尽き,"キャプチャー・ザ・フラッグ"こそ最高のゲームモードと考えるようになった。早くVRで魔法少女になりたい。
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(C)Max Gittel
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