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「二ノ国:Cross Worlds」正式リリースが2021年6月に決定。メディア向け体験会で公開されたゲーム内容をレポート
「二ノ国」は,レベルファイブがゲーム制作を手掛け,一部の作品でスタジオジブリがアニメーション作画を担ったことでも知られるRPGシリーズ。さらに,音楽は「風の谷のナウシカ」をはじめとしたジブリ作品の劇伴音楽に加え,数々の映画やテレビ番組の音楽制作者として知られる久石 譲氏が作曲している。
シリーズの最新作として発表された「二ノクロ」は,これまでの世界観を継承し,アニメーション作品のようなグラフィックスをさらに進化させたスマホ向けRPGとなっている。
「二ノクロ」の音楽はシリーズから引き続き久石氏が作曲。一方,制作には新たにネットマーブルが合流し,スマホ向けタイトルであることを活かしたマルチプレイ要素も盛り込まれている。
本稿では,そんな「二ノクロ」のメディア向け体験会でプレイできたマルチプレイ要素の概要や序盤のストーリーを紹介する。また,試遊に先立ち発表された最新情報もお届けしていこう。
近未来的な世界で仮想現実へとダイブした主人公が「二ノ国」の世界に!
当日は,声優の三森すずこさんによるMCのもと,ネットマーブルジャパン代表取締役社長の遠藤祐二氏,ネットマーブルジャパン事業部長の山下大和氏が登壇し,最新情報の告知や,初公開となる映像が上映された。
遠藤祐二氏 |
三森すずこさん |
まず遠藤氏が「二ノクロ」の正式リリースは2021年6月に決定したことを発表した。また,事前登録の受付が2021年4月14日から開始されたことが告知され,リリース地域を2022年上半期に向けて世界中に拡大するグローバルサービス計画が語られた。
次にステージ上では,久石氏の指揮による楽団が「二ノクロ」の劇伴音楽を奏でるテレビCM映像が初公開された。本CMは4月16日よりテレビやWebにて放映予定となっている。
最新情報の発表後には,レベルファイブ代表取締役社長兼CEOを務める日野晃博氏からのビデオメッセージが公開された。
日野氏は「こうして挨拶をしているとシリーズ初作品を制作していたときを思い出します。当時,スタジオジブリや久石氏と一緒に魅力的な世界観を作り上げましたが,そんな二ノ国をいつかスマホのゲームとして出したいと考えていました」とスマホ向け制作の構想があったことを明かした。
日野氏は加えて「今回,この完成を二ノ国生みの親としてうれしく思っています。皆さんがこの二ノクロに絶対ハマると確信しています。ぜひ遊んでみてください」と「二ノクロ」完成にあたって心境を語った。
日野氏からのメッセージが公開されると,山下氏がゲーム映像を交えて世界観を紹介。本作で舞台となるのは,仮想現実ゲーム「ソウルダイバーズ」の中に広がる「二ノ国」という幻想世界だ。
科学技術が発達した近未来的な世界に住む主人公は,仮想現実ゲームのベータテストに当選。全身の感覚を機械によって没入させ,仮想世界である「二ノ国」へと入り込むことになる。
しかし,主人公が知らされた話とは裏腹に,「二ノ国」は仮想世界ではなく,実在するもう一つの世界なのだという。そしてプレイヤーは,そんな「二ノ国」に降り立った主人公を操作していくのだ。
「二ノクロ」の大まかなストーリーが映像とともに語られたあとは,登場キャラクターが紹介された。プレイヤーが初期リリース時に使用可能な,ソードマン,ウィッチ,ローグ,エンジニア,デストロイヤーの5キャラクターが公開された。
本作ではプレイ開始とともに,これら5体のキャラクターから1体を選び,ゲームをプレイすることになる。各キャラクターは,回復役やおとり役といった得意な役割持っているものの,戦闘中に得意な役割をスキルの発動によって変化させることができるということも語られた。
最後に本作に期待を寄せるファンに向けて,山下氏から「プレイヤーの皆さまに二ノクロを最大限早くお見せできるように今この時間も全ての担当メンバーが最善を尽くしています。弊社ネットマーブル全ての力量が詰まっているほど高いクオリティのゲーム性とサービスを提供させていただきます。ぜひご期待ください」という開発チーム全体のメッセージが語られ,最新情報の発表が締めくくられた。
最序盤に降り立つのは襲撃を受けて燃え盛る王国
試遊会では,キャラクターメイクや序盤のストーリー,マルチプレイ要素の一部が公開されていた。プレイヤーはゲーム開始とともに,5体のキャラクターから操作したいキャラクターを1体選べる。
キャラクターの選択後には髪型や身長を設定でき,非常に豊富な項目からそれぞれの見た目を決定可能だ。用意されているのは髪型だけでなく,髪や肌,目の色も変更できる。
初期コスチュームのメインカラーとサブカラーをそれぞれ変えることが可能。また今後入手可能なコスチュームも表示され,コスチュームを変更した場合にどのような印象となるかの確認ができるようになっていた。
ウィッチの場合は,短髪から長髪,おさげや編み込みといった髪型が用意されている。これに加えて肌や髪の色を変えることでキャラクター選択画面とは,まったく異なる見た目への変更も可能とされていた。
キャラクターメイクを終えると,その姿となった主人公は「二ノ国」へと降り立つことに。しかし,主人公がたどり着いたのは,化け物の軍勢に侵攻を受けて,窮地に陥った都市だった。そうして右も左もわからない混乱の中で,主人公は化け物たちと戦うことになってしまう。
本作は画面左側に配置されたコントロールパッドを動かすことで操作キャラクターが移動し,画面右側の攻撃アイコンをタップすることで,アイコンに応じた種類の攻撃が発動する。また,それ以外の画面上をスワイプすることで,プレイヤーのカメラ視点を変えられる。
序盤の戦闘で使用できたのは,1種類の通常攻撃と3種類のスキル攻撃。それぞれが特定の範囲内にいる敵にダメージを与えるものとなっている。ソードマンのスキルは主に周囲を円形に攻撃するスキルと,前方の広範囲を攻撃するスキルから構成されていた。
敵を撃破し,奥へ進んでいくと主人公が甲冑姿の人物に襲われ,都市の外まで逃げることになってしまう。ここから本格的に冒険が始まり,主人公は都市に攻め込んでいた軍勢の謎を探るべく,各地を巡っていくこととなる。
仲間として戦ってくれる旅のお供や飛空艇が
今回,序盤のストーリーに加えて公開されていたのは,主人公と旅をともにする“イマージェン”と呼ばれるキャラクターや,搭乗できる種類豊富な乗り物の数々だ。“イマージェン”はフィールド上で選択すると主人公のそばに現れ,戦闘に入ると自動で戦ってくれる仲間キャラクターである。
乗り物は馬のような動物ではなく,ロボットや低空を飛ぶ飛空艇といった機械から,巨大な猫や狼のようなユニークな生物まで,多彩な種類が用意されていた。
本作はマルチプレイが導入されており,チャットやスタンプといったもので,ほかのプレイヤーと交流しつつ,パーティを組んで敵を倒せる。交流するときには,文字を直接入力するチャットに加えて,喜怒哀楽を表すモーションなども使用可能となっている。
そういったマルチプレイの要として“キングダム”という城塞のような拠点があり,そこでは壁や床,屋根や庭木といった装飾物の変更が可能となっていた。
今回のメディア向け体験会では,多彩なキャラクターメイクや“イマージェン”,乗り物や拠点の飾り付けなど,主にカスタマイズ面が数多く公開されていた。
そんな本作は,4月14日からの事前登録受付開始を記念して,全プレイヤーに向けてビャクオウという“イマージェン”の配布が決定している。さらに事前登録の特典としてゲーム内通貨や消費アイテムがプレゼントされるとのこと。気になった人は,これを機にぜひ事前登録しておこう。
「二ノ国: Cross Worlds」公式サイト
「二ノ国: Cross Worlds」ダウンロードページ
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二ノ国: Cross Worlds
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