HoYoverseは2022年8月13日,オープンワールドRPG
「原神」(
PC /
PS5 /
PS4 /
iOS /
Android)のアップデートVer.3.0
「黎明を告げる千の薔薇」の予告番組を,
原神公式YouTubeチャンネルで配信した。この番組では,本アップデートで実装される新エリア
「スメール」などの情報が公開された。
Ver.3.0で登場する新エリアのスメールは
「草の国」で,併せて
「草元素」が登場することで,ようやく本作の7元素がそろう。
本作の舞台であるティワットにおけるスメールの位置付けは
学術都市で,多くの学者や研究者が憧れを抱く
「知恵の国」だ。
スメールのメインストーリーは
Ver.3.0から
Ver.3.2にかけて描かれる。スメールの神である草神
クラクサナリデビは,カーンルイアの災厄後となる約500年前に生まれた,まだ若い存在だ。スメールを掌握する
「教令院」の一部の賢者達は,彼女が先代の草神
マハールッカデヴァタのようにスメールを支えることができるのか,疑問を抱いている。というのも,教令院は全知全能の神だったマハールッカデヴァタを長年にわたって補佐してきたからだ。
スメールでは,知識を1つの資源として扱っている。知識の資源化を可能にするシステム
「アーカーシャ」は,もともとマハールッカデヴァタの遺産だったが,教令院が改造し知識を集約,細分化してスメールの人々に配分した。それによりスメールの人々は,
「アーカーシャ端末」から直接知識を得られるという。
教令院のある
スメールシティはスメール東部にあり,
層岩巨淵からたどり着くには広大な雨林
「アビディアの森」を通る必要がある。この雨林には,特徴的な生物や植物が見られ,幻想的な雰囲気を漂わせている。また危険も多く,たとえば生態系のバランスを崩す汚染や,通行人をトラブルに巻き込む元素魔物などが存在する。そうした脅威に対応するのが,ガンダルヴァ村の
「レンジャー」達だ。
レンジャー長の
ティナリは植物学専門の学者で,教令院の六大学派のうち,最大派閥である生論派の出身だ。優秀な成績を収めたが教令院には残らずに,常に植物に触れられるレンジャーの道を選んだという。彼はレンジャー隊のリーダーとして,トラブルなどに対処し,また厄介事を繰り返し引き起こす輩にはためらうことなく
“説教”をするそうだ。
レンジャー隊は現在,
「死域」と呼ばれる現象に対処している。この現象は雨林内の動植物だけでなく,通り抜けようとする人々の命をも危険にさらすもの。その侵蝕を防げるのは
「神の目」を持つ人だけだという。
見習いレンジャーの
コレイは,ティナリの部下にして生徒だ。彼女は,病気や被験者生活,逃亡,そしてモンドの西風騎士によって救われたといった過去を持っている。そんなコレイは,サバイバル経験は豊富だが,基本的な知識が欠けているため,ティナリの教えを受けながら森をパトロールしている。
アビディアの森を抜けると,スメールシティが見えてくる。スメールシティは巨大な
「聖樹」の上に築かれた,多層構造の街だ。最下層のグランドバザールは生活感に溢れており,冒険者協会やシアター,カフェなどの施設がある。
また樹の幹の中心には教令院があり,討論をしている人々や問題を抱えた学者などと出会える。学者達は六大学派のいずれかに所属しており,服の色やエンブレムで見分けることができるという。そして樹の頂上には
宮殿がある。
スメールシティは教令院の管理下にあるため,旅人(プレイヤー)が
面白いことをしようとすると,制約を受けたりトラブルに見舞われたりするそうだ。
その一方,オルモス港は他国の商人や旅団が集まる自由な場所だ。取引も盛んで,ときには
グレーな取引も行われるという。
ドリーは,金さえもらえればどんな取引もするという神出鬼没の旅商人で,通常のルートでは入手できない特別なものも手に入れてくる。また,
ランプの精も彼女に協力しているそうだ。
スメールの魔人任務第三章第一幕「煙霧のベールと暗き森を抜けて」と,第二幕「黎明を告げる千の薔薇」がスタートすることもアナウンスされた
 |
そのほか番組では,スメールの景観をデザインするにあたり,対照的な情景を念頭に置いていることも明かされた。また森を描くにあたり,生命力のようなボジティブな要素だけでなく,死や零落といったネガティブな要素も踏まえたという。生命を代表する森の精霊と,零落を代表する死域の対立が,Ver.3.0の世界任務のテーマとなるとのこと。旅人は精霊とともにスメールのさまざまな地をめぐることになる。
草元素を宿す一部のオブジェクトは,ほかの元素と反応することで形態が変わる。草と炎による燃焼,草と水による開花,草と雷による激化を用いて,攻撃を強化したり,範囲攻撃ができたりすることも紹介された
 |
 |
ティナリの通常攻撃は,2段階までチャージ可能な矢を放ち,命中時に追尾する矢を生成する
 |
ティナリの元素スキルは,識蘊の領域を生成。幻像が領域内の敵を挑発し,矢のチャージ時間を3発まで短縮する
 |
ティナリの元素爆発は敵を追尾する矢を大量に放ち,命中時にさらに矢を生成し追撃する
 |
ティナリの固有天賦は,ミニマップにスメールの特産物を表示する
 |
コレイの元素スキルは,リーフブーメランの往復経路上にいる敵に草元素ダメージを与える
 |
コレイの元素爆発は,領域内の敵に草元素ダメージを与える
 |
コレイの固有天賦は,チーム内キャラクターの滑翔時のスタミナ消費を抑える
 |
ドリーの元素スキルは,命中時に敵を追尾する弾を生成する
 |
ドリーの元素爆発は,キャラクターとリンクするランプの精を召喚し,そのキャラクターのHPと元素エネルギーを持続的に回復する。ランプの精とキャラクターのリンクが敵に触れると,雷元素ダメージを与える
 |
ドリーの固有天賦は,キャラクターおよび武器の育成素材合成時に,一定確率で一部の材料が返還される
 |
新たな武器や鍛造武器,聖遺物も紹介に
 |
 |
新たな強敵も登場。“活性化”により猛攻を仕掛けてきたり,炎元素で燃焼状態にすると胞子を撒き散らしたりする
 |
こちらの強敵は根元や花冠に雷元素のコアに似た器官を作り出し,2種類の花を生成。2種類の花が同時に存在すると互いに引き寄せあい,衝突すると電荷爆発を起こす
 |
一部のエリアには遺跡機械が登場
 |
コレイを獲得できるイベントも登場。撮影,挑戦,駆け抜ける,新たな元素反応を使って戦うの4つを体験することにより,スメールの理解が深まるとのこと
 |
用意されたチームで挑戦するイベントも登場する。特殊なポーションで時間を停止し,敵の弱点を見極めるギミックもある
 |
特殊装置を使うごとにランダムで強化効果が付与されるイベントも
 |
復刻イベントも登場。さらに「地脈の奔流」が再開催されることも明かされた
 |
イベント祈願も紹介に
 |
 |
Ver.1.2より前に実装されたすべての★5聖遺物が獲得可能になる「聖遺物廻聖システム」が登場
 |
木材を獲得できる「王樹の加護」,鉱物を消費して食材の加工効率を上げる「実験型超燃ランプ」,過去の釣果に応じて完璧張力区間中にさまざまなアシスト効果を発揮する「釣り糸安定装置」も登場
 |
バージョンアップの予定も公開に
 |
オリジナルサウンドトラックがまもなくリリースされるとのこと
 |
※掲載した画像は配信番組をキャプチャしたものです
関連記事
オープンワールドRPG「原神」をサービス中のHoYoverseは本日,アップデートVer3.0「黎明を告げる千の薔薇」の予告番組を公開し,2022年8月24日に配信を開始すると発表した。最新アップデートのメインはもちろん,新たな冒険のエリアとなる「スメール」だ。※メーカーのリリースを追記しました
[2022/08/13 22:05]