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DCS World向けのアドオン機体「DCS: A-10C II Tank Killer」が,Eagle Dynamics公式サイトとSteamでリリース
これは,Eagle Dynamicsが2011年にリリースした「DCS: A-10C Warthog」の後継バージョンという位置付けで,フェアチャイルド・リパブリックが開発したアメリカ空軍初の近接航空支援戦闘機A-10の操縦が可能になる。
「DCS World」公式サイト
新バージョンでは,先進精密攻撃兵器システム(APKWS)やAGM-65マーベリックミサイルといった新兵器のほか,ヘルメット装着式目標指定システム「スコーピオン」が登場するなど,現在のA-10に合わせたさまざまな要素が追加されており,これらが,刷新された美しいグラフィックスで描かれるという。
現段階で,公式版とSteamの「DCS World Steam Edition」との互換性はないので注意が必要だが,公式フォーラムの情報によれば,旧版の所有者に向けて期間限定アップグレードが行われており,通常価格79.99ドルのところ,アップグレード価格は9.99ドル。1か月後には19.99ドルになるとのこと。また,Steamでも「DCS: A-10C II Tank Killer Upgrade」としてアップグレード版がリリースされている。Steamは通常版が8751円で,アップグレード版は1176円(いずれも税込)となっており,期間限定のディスカウントなどは行われていないようだ。
ご存じのように「DCS World」は,最低限の機体としてSu-25TとTF-51D,そして地形モジュールなどが同梱された無料版が公開されており,プレイして気に入ったプレイヤーがEagle Dynamicsやサードパーティが提供する有償のアドオンモジュールを購入して,機体やマップなどを増やしていくというモデルが採用されている。いまだ「オープンβ」というステータスだが,定期的にアップデートが繰り返されており,掲載したスクリーンショットやムービーからも分かるように,グラフィックスやフライトモデルは一級品だ。プレイヤーは,さまざまなミッションに挑んだり,オンラインで対戦したりできる。
一時,その能力が疑問視されていたものの,1991年の湾岸戦争で優れた性能を発揮して退役をまぬがれたA-10。近代化改修されたウォートホッグを飛ばしてみたい人は公式サイトやSteamをチェックしてほしい。
Eagle Dynamics「DCS: A-10C II Tank Killer」販売ページ
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