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ロシア帝政期に暗躍する将校を描く,シングルプレイ専用RPG「The Emperor’s Own」のデモ版が公開
19世紀初頭のロシアを舞台にした「The Emperor’s Own」の主人公は,皇帝直属の諜報部隊に属する若き士官アレクサンドル・オボレンスキ(Alexander Obolenskii)で,彼は,西部国境地域で確認された超自然現象を偵察するために当地に派遣される。帝国アカデミーの卒業生で,皇帝に直接報告できる栄誉を持つ人物だが,さまざまなミッションをこなして貴族や農奴の生活を見聞するうち,ロマノフ王朝下のロシア帝国で次第に高まってくる階級闘争に直面していくことになるという。
「RPG要素のあるアドベンチャーゲーム」という本作は,会話の選択やミッションの遂行によって物語が変化していくノンリニアタイプのゲームになっており,ロシアの近代化にどのように対処していくのかはプレイヤー次第だ。雰囲気としては「キングダムカム・デリバランス」を思わせるタイトルで,デモ版では序盤の数時間分が楽しめるという。
Volga Studiosは,2021年1月にKickstarterで本作のクラウドファンディングキャンペーンを開始したものの,宣伝不足もあって十分に注目されず,キャンペーン終了前に撤退している。2022年2月のリリースが発表されていた本作は,キャンペーンの段階でそれなりに開発も進んでいたようで,バッカーに配布する予定だったα版を調整して,デモ版として公開することにしたようだ。
現時点で日本語対応の予定はなく,会話が主体になりそうな作品だけにプレイのハードルはやや高いが,気になる人はデモ版を遊んでほしい。
- 関連タイトル:
The Emperor’s Own
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