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写真で見る「GeForce RTX 4090 Founders Edition」。最強GeForceは3スロット厚で重さ約2.2kgのヘビー級だ
本製品自体は国内での販売予定がないのだが,GeForce RTX 4090搭載カードがどのような製品になるのかが見えてくるので,写真で紹介したい。
GeForce RTX 4090 Founders Editionの製品ボックスには,グラフィックスカード本体と,補助電源用変換ケーブルが含まれている。NVIDIAは,「GeForce RTX 3080 Founders Edition」から,グラフィックスカード側の電源コネクタをサイズの小さい16ピンタイプに変更しており,本製品もその流れを踏襲している。そのために,変換ケーブルが必要というわけだ。
電源コネクタと変換ケーブルについては後段で確認するとして,まずはカード本体を見ていこう。
GeForce RTX 4090 Founders Editionの外観は,GeForce RTX 3080 Founders Editionと似ているが,クーラー部分が倍くらいの厚みを持っているのが大きな違いだ。冷却ファンは表面と裏面にそれぞれ1基ずつある。
カードの厚みは,PCI Express(以下,PCIe)拡張カード3スロット分もあり,見た目からしてかなり大きくゴツい。3スロット厚のグラフィックスカードはこれまでにもあったが,全体が金属で囲まれたGeForce RTX 4090 Founders Editionは,より分厚く感じる。
大きなクーラーを搭載するだけに,重さもかなりのもので,実測重量は約2189gもあった。GeForce RTX 4090 Founders Editionを購入するような人なら心配ないとは思うが,PCIe x16スロットが金属で補強されていないタイプのマザーボードや,グラフィックスカードを支えるサポートステー(グラフィックスカードホルダー)を使わないと,重さでスロットが壊れてしまいそうだ。
厚みに対して,長さはそう大きくもなく,実測で約316mmといったところ。ハイエンドグラフィックスカードとしては一般的なサイズだ。
開口部がほとんどを締めるブラケット部分には,映像出力インタフェースとして,DisplayPort 1.4出力が3つと,HDMI 2.1が1つ並んでいた。ここら辺は一般的なグラフィックスカードと変わらない。
一方,付属の変換ケーブルは,反対側に8ピンのPCIe拡張電源コネクタが4つも並んでおり,GeForce RTX 4090 Founders Editionが大電力を必要とすることがうかがえる。
GeForce RTX 4090 Founders Editionの大まかなところは以上のとおりだ。かなりの消費電力と発熱がありそうなのは,カードを見るだけでもうかがえる。出力に十分な余裕のある電源ユニットと,放熱効率に優れたPCケースも用意しておく必要があるだろう。
本製品が国内販売されないのは残念だが,グラフィックスカードメーカー各社から多数の製品が登場してくるだろうから,GeForce RTX 4090の購入を検討している人は,期待しながら待とう。
NVIDIAのGeForce RTX 4090製品情報ページ
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