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約6万円で買える4K+HDR対応のゲーマー向け31.5型液晶ディスプレイ「32UK550-B」がLGから
HDR対応ディスプレイということで気になる輝度は300cd/m2。それほど明るいわけではないので,HDR映像の表現能力は価格なりということになるだろうが,対応できないよりできたほうがいいのは確かだろう。また,一般的なSDR映像を,HDR映像のように高コントラストな表示にする「HDR効果」という画調モードも備えるとのことだ(関連記事)。
搭載する液晶パネルはVA方式で,中間調(gray-to-gray)応答速度は4ms,コントラスト比は3000:1といったスペックとなっている。表面はノングレア(非光沢)加工済みだ。
ビデオ入力インタフェースはDisplayPort×1,HDMI×2の3系統である。
対応垂直リフレッシュレートは60Hzが上限なので,高リフレッシュレート表示でゲームをプレイするPC用というよりは,60Hz表示で十分なPC用タイトルをFreeSyncと組み合わせて使ったり,PlayStation 4シリーズやXbox OneシリーズといったHDR表示が可能な据え置き型ゲーム機と組み合わせて使ったりするのに向いた製品と言えそうだ。
●32UK550-Bの主なスペック
- パネル:31.5インチ,VA方式,ノングレア(非光沢)
- バックライト:LED,フリッカーフリー
- パネル解像度:3840×2160ドット
- 最大垂直リフレッシュレート:60Hz
- ディスプレイ同期技術:FreeSync対応
- HDR対応:HDR10対応
- 輝度(通常):300cd/m2
- 表示色:約10億7000万色
- コントラスト比:3000:1
- 視野角:左右178度,上下178度
- 中間調応答速度:4ms(Grey to Grey)
- 内部フレーム遅延:未公開
- ビデオ接続インタフェース:DisplayPort×1,HDMI Type A×2
- そのほかの接続インタフェース:3.5mmミニピンヘッドフォン出力×1
- USBハブ機能:非搭載
- スピーカー:5W+5W
- チルト(上下回転):−5〜+15度
- スイーベル(左右回転):非対応
- ピボット(縦回転):非対応
- 高さ調整:上下110mm
- VESAマウント:100×100mm
- 公称消費電力:50W(標準),0.5W(待期時)
- 公称本体サイズ:728(W)×230(D)×492〜602(H)mm
- 公称本体重量:7kg
- 主な付属品:確認中
- 保証期間:3年間(※バックライト含む)
LGの液晶ディスプレイ製品情報ページ
映像だけでなくゲームやビジネスにも適したスタンダードモデル
「32UK550-B」を10月11日(木)より全国で順次発売
LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社(代表取締役社長:李 仁奎(イ・インギュ) 本社:東京都中央区)は、4K HDR対応の31.5インチモニター「32UK550-B」を、2018年10月11日(木)より全国で順次発売します。
「32UK550-B」は、HDR10規格に対応し、4K解像度(3840×2160)のパネルを採用しています。HDRは明るい部分をより明るく、暗い部分をより深い黒で表現することができ、従来のSDR(スタンダードダイナミックレンジ)では色の識別が困難であったキメ細やかな映像を鮮明に描写することが可能です。また、トーンマッピングやウルトラルミナンスなどの画質アルゴリズムによって、従来のSDR映像もHDR画質への変換する「HDR効果」モードも搭載しています。
さらに、5W+5Wのステレオスピーカーを搭載しており、映像を楽しむためのモニターとして徹底的にこだわりました。AMD RADEON FreeSyncテクノロジーなどのゲーミング機能も充実しており、PCゲームやコンソールゲーム機でもお楽しみいただけます。また、110mmの高さ調整に対応したスタンドを採用し、フリッカーセーフやブルーライト低減モード、OnScreen Control機能(ソフトウェア)などを実装する、ビジネスシーンにも配慮されたモデルです。
<発売概要>
モデル名(型番) | 発売時期 | 価格(※予想実売価格・税別) |
32UK550-B | 2018年10月11日(木) | オープン価格(55,000円前後) |
■主な特長
1. 4K対応(3840×2160)とDCI-P3 95%による美しい映像
31.5インチの大画面でも高精細な3840×2160の高解像度と、DCI-P3 95%をカバーする色再現が美しい映像表示を実現します。
2. HDR10コンテンツの再生に対応
PC製品のHDR標準規格となるHDR10をサポートし、さらに、SDRの映像でも、画質アルゴリズムによってHDR画質に変換して表示することができます。また、4Kコンテンツの表示に必須となるHDCP2.2に対応。HDMI2.0準拠のHDMIポートを実装し、4K映像を60Hzで表示させることができます。
3. SUPER Resolution+(超解像技術)を搭載
超解像技術によって、フルHDなどの4K以下の低解像度の映像をアップコンバートして高精細に表示させます。
4. 各種ゲーミング機能を搭載
AMD社の対応APU/GPUを搭載するPCやグラフィックカードと接続することで、ティアリングやスタッタリングを抑えるAMD RADEON FreeSync テクノロジー、映像信号を画面に表示するまでのタイムラグを最小限に抑えるDAS(Dynamic Action Sync)モード、暗いシーンの視認性を高めるブラックスタビライザーなど、各種ゲーミング機能を実装しています。
5. 5W+5Wのパワフルスピーカーを内蔵
5W+5Wの高出力なステレオスピーカーを搭載し、パワフルなサウンドを楽しめます。
6. 目に優しい「ブルーライト低減モード」「フリッカーセーフ」
液晶モニターのバックライトは、目に見える可視光線の中でも網膜まで達する強い光とされる青色光「ブルーライト」を発しており、目や体に大きな影響があるといわれています。また、LEDバックライトは、輝度を調整するために高速で明滅を繰り返すため、画面のちらつき「フリッカー」が発生し、長時間ディスプレイを見ていると、頭痛や疲れ目などにつながるとされています。ブルーライトを低減する「ブルーライト低減モード」、フリッカーを抑制する「フリッカーセーフ」によって長時間の作業や鑑賞の際の目の負担を軽減します。
7. さらに進化したOnScreen Control機能(ソフトウェア)
従来の基本的なOSDの設定や、ソフトウェアごとの自動的なピクチャーモード適用、Screen Split(画面分割機能)に加え、ゲーム機能設定、5:9領域表示、マウスカーソル検出機能など、より快適に画面を使用できる機能を追加しました。
■主な仕様
※画像はすべてイメージです
※本リリースに掲載されている社名、製品名、技術名は各社の商標または登録商標です
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