Alienware共同創業者のFrank Azor氏がAMDに移籍。Gaming Solution担当を務める

Frank Azor氏（Chief architect，Gaming Solution，AMD）。写真は2019年1月に来日したときのものだ

　北米時間2019年7月15日，AMDのCEOであるLisa Su（リサ・スー）氏は，同氏のTwitterで，Alienwareの共同創業者で，DellにてAlienwareおよびXPS部門を率いていたFrank Azor（フランク・エイゾール）氏が，AMDに加わったことを発表した。
　Azor氏はAMDにて，Gaming Solution担当のチーフアーキテクトを務めるとのことだ。


　Alienwareはもともと，1996年にAzor氏らが米国フロリダ州のマイアミで創業したPCメーカーであった。それがDellに買収されたのは2006年のこと。それ以来，13年の間，Azor氏はAlienwareの最古参メンバーとして，Dellのゲーマー向け製品ビジネスを束ねる司令塔を務めてきたわけだ。
　2019年5月末に行われたDellの新製品発表イベントでは，AlienwareおよびDell Gのゲーマー向けPCがいくつも発表となったのだが，それにも関わらずAzor氏の姿が見当たらなかったので筆者は少し不思議に思っていた。おそらくその時点で，すでに氏はDellを退職していたのではなかろうか。

　ゲームPC業界の古参として知られたAzor氏が，AMDでどのような事業を展開していくのかはまだ分からないが，同社によるゲーマー向け製品やソフトウェアに向けた取り組みをさらに拡充してくれるものと期待したい。

AMD公式Webサイト