ボイスチャットシステムのVivoxがNintendo Switchのサポートを発表。開発者向けSDKの配布を開始

　数多くの人気オンラインゲームのボイスチャットシステムとして採用されている「Vivox」が，Nintendo Switchへの正式対応を発表した。任天堂の公認デベロッパを対象にしたSDKの配布がすでに始まっている。

Vivox公式サイト

　2005年に設立されたVivox（社名/製品名同じ）は，翌年CCP Gamesの「EVE Online」のボイスチャットシステムとして採用されたのを皮切りに，Riot Gamesの「League of Legends」，Blizzard Entertainmentの「オーバーウォッチ」，Wargaming.netの「World of Tanks」，PUBG Corporationの「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」など，数多くの人気オンラインゲームで使われるようになったコミュニケーション用ソフトウェア，Vivoxの開発元だ。
　Nintendo Switch向けとしては，「Fortnite」で簡便なボイスチャットシステムを実現したVivoxだが，このたびの正式対応により，すべての公認デベロッパが使用できるようになった。


　「Vivox SDK」の配布もすでに始まっており，条件を満たすタイトルであれば無料で使用が可能。それ以上は，「エンタープライズ」として有償になるという。プレイヤー間の円滑なコミュニケーションが重要なオンラインゲームを開発しているメーカーにとって，使いやすいミドルウェアとして活用されていくだろう。