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5月2日に開幕する舞台「ぷよぷよ オンステージ」公開稽古の模様をレポート。さらに4Gamer読者【24組48名】を公演にご招待するキャンペーン情報も
発表当時,パズルゲームの舞台化という前代未聞の展開が大きな話題を呼んだが,一体どのような内容になっているのか。今回の取材で,その一端が初めて明らかとなった。
また,記事の最後には4Gamer読者【24組48名】を本公演に招待するキャンペーン情報を掲載している。こちらもぜひチェックしてほしい。
舞台「ぷよぷよ オンステージ」公演概要
●開催日
2015年5月2日(土)〜6日(水・祝)
●上演日程/開演時間
・5月2日(土) 18:00
・5月3日(日・祝) 13:00/18:00
・5月4日(月・祝) 13:00/18:00
・5月5日(火・祝) 13:00/18:00
・5月6日(水・祝) 13:00
●会場
赤坂ACTシアター(東京都港区赤坂5-3-2 赤坂サカス内)
TEL:03‐3589‐2277
●チケット料金
S席7500円(税込)/A席6500円(全席指定・税込)
ファミリー引換券S席のみ【大人7500円/小人4500円】※小人は小学生以下のお子様
・CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com/puyo-stage/
・チケットぴあ http://pia.jp/t/puyostage/ 【Pコード:443-483】
・e+(イープラス) http://eplus.jp/
・ローソンチケット http://l-tike.com/ 【Lコード:32003】
・ACTオンラインチケット http://tbs-act.com/
●キャスト
アルル:伊藤梨沙子
アミティ:加藤里保菜
りんご:河村 唯
シグ:綾那
ラフィーナ:木下 彩
クルーク:田上真里奈
アコール先生:川上ジュリア
シェゾ:ルウト
ルルー:菊地美香
サタン:天翔りいら
カーバンクル,はやし:祖父江桂子
ね:三宅祐輔
みきてぃー:榎本愛子
はーちゃん:平澤香菜
(※はやし,ね,みきてぃー,はーちゃんは舞台オリジナルキャラクター)
(前列左から)ルウトさん,綾那さん,加藤里保菜さん,伊藤梨沙子さん,河村 唯さん,菊地美香さん,天翔りいらさん (後列左から)三宅祐輔さん,祖父江桂子さん,木下 彩さん,田上真里奈さん,川上ジュリアさん,榎本愛子さん,平澤香菜さん |
舞台「ぷよぷよ オンステージ」公式サイト
今回の舞台は,「ぷよぷよ」の名物である“漫才デモ”をオリジナル脚本で舞台化したと捉えるのがしっくりくるかもしれない。キャストは全員がこの舞台のために選ばれており,脚本・演出は「サクラ大戦」「ファンタシースターオンライン2」の舞台も手掛けた斎藤栄作氏が担当している。
公開稽古では,森の中にメインキャラクター6人が登場する冒頭のシーンと,あらゆるキャラクターが入り乱れる終盤のシーンがメディアに披露された。
冒頭のシーンはアコール先生(川上さん)の一人語りからスタート。もちろんポポイも一緒だ |
(左から)アミティ(加藤さん),アコール先生,アルル(伊藤さん),カーバンクル(祖父江さん),りんご(河村さん) |
りんご VS シェゾの対決シーン。舞台では「ぷよぷよ」のゲーム画面が表示される巨大スクリーンを挟むように,2人のキャラクターが左右に分かれる |
連鎖が決まると,客席に向かっておなじみの決めポーズ! |
終盤のシーンでは,アルルの対戦シーンも。対戦相手はルルー(左:菊地さん)だ |
ダンスシーンでは,この舞台のために制作された新曲「puyo puyo My mind」が披露される |
舞台オリジナルキャラクターは,4人集まると大きな木になるという設定とのこと |
また,稽古後には舞台「ぷよぷよ オンステージ」の制作陣への囲み取材が行われた。開幕に懸ける意気込みがひしひしと伝わってきたので,目を通していただきたい。
(左から)舞台「ぷよぷよ オンステージ」脚本・演出の斎藤栄作氏,「ぷよぷよ」シリーズプロデューサーのセガゲームス 細山田水紀氏,舞台「ぷよぷよ オンステージ」プロデューサーのセガホールディングス 中山雅弘氏 |
――まずは公開稽古の感想をお願いします。
斎藤栄作氏(以下,斎藤氏):
毎日稽古を見ていますが,日に日に良くなっている手応えを掴んでいます。現在,舞台上のスクリーンによる対戦画面と役者を絡める演出が佳境に入っていて,あと少しで物語にうまく盛り込めるのではないか,と自信が出てきたところです。
中山雅弘氏(以下,中山氏):
それぞれのシーンがすごく生き生きしてきましたね。「ぷよぷよ」の世界にはたくさんのキャラクターがいて,それを生の息づかいでどう表現するのか。その練り込みと,役者陣の気持ちの入りを,残りの時間で仕上げることに力を入れようと思っています。
細山田水紀氏(以下,細山田氏):
僕は,この舞台にスーパーバイザーという形で関わっていますが,もともといくつか想像していた舞台化のイメージの一つが,今回で形になったことを実感しています。漫才デモやドラマCDでは表現できない部分を,斎藤さんをはじめとする皆さんの手で実現できました。今後,「ぷよぷよ」にプラスとなる要素がたくさんありますので,公演とその反応をすごく楽しみにしています。
――ゲームのファンが「ニヤリ」としてしまうようなシーンは用意されていますか。
細山田氏:
対戦シーンは,役者さんに実際に対戦してもらうという話もあったんですが,さすがにそれは演劇として成立しない。そこで映像を僕のほうで作っているんですが,上級者に協力してもらって,ちょっとやりすぎとも思える内容になっているところを見ていただきたいですね(笑)。
ドラマCDの対戦でも連鎖のシーンはありますが,舞台では役者さんが動いているところを見られますので,大きな見どころになると思います。
中山氏:
出演者の皆さんには,早いうちから各キャラクターのゲーム中での芝居や声のニュアンスを,ご本人の芝居に昇華させていただきました。ゲームとは違う人が演じていますが,いつもどおりのキャラクターの雰囲気が感じられると思います。僕自身が見ていても,ニヤッとしてしまうところがありましたからね。
細山田氏:
「モノマネにならないように」という斎藤さんからのオーダーがあったので,役者さんの個性を反映しつつ,ゲームのイメージを掴んでいただけました。ゲーム中の漫才デモとは,似ているけど違うものであることが感じてもらえるんじゃないでしょうか。
――そもそも舞台化のきっかけは何だったのでしょうか。
細山田氏:
セガのIPでは,「マルチエントランス」というゲームだけでなくアニメや音楽など,いろいろな角度から入っていただく展開を常に意識しています。今回の舞台もその一環で,「舞台化してほしい」というファンの声が結構前からあり,それがやっと実現したんです。最初に稽古を見たときは,そんな声を思い出して目頭が熱くなりましたね。
ゲームファンの中には,舞台化に違和感を覚える方もいらっしゃると思います。賛否両論は今から覚悟しています。ただ,皆さんの演技や完成した衣装などを見て,僕なりに手応えは感じています。この公演をきっかけにして,大小の劇場や地方公演など,新しい可能性が開けると嬉しいです。
中山氏:
ゲームの設定としてはあったけれど,これまで表現できていなかった部分を初めてお客さんに伝える。それと同時に,ファン同士がゲーム以外のところでワイワイ集っていただける機会と場を,この24周年のタイミングでやりたかったんです。
――カーバンクルの演技には驚かされました(笑)。
斎藤氏:
カーバンクルをどう表現するか,悩み抜いた結果です(笑)。生き生きと演じていただけるように,カーバンクルに似ている方を連れてきました。
カーバンクルはなんとマリオネットによる出演だ |
――今回,脚本と演出に斎藤さんを起用した理由を聞かせてください。
中山氏:
過去に「サクラ大戦」のミュージカルでご一緒したのですが,ゲームコンテンツの舞台化に対して,こちらの意図やイメージを膨らませるのがうまい方だったので,今回お願いすることにしました。おかげさまで,舞台の世界の皆さんとの打ち合わせもスムーズでしたね。
――「サクラ大戦」や「ファンタシースターオンライン2」とは異なり,パズルゲームの舞台化ということで苦労されたのではないでしょうか。
斎藤氏:
いえ。やるときは別のものと比較するのではなく,まっさらな状態から始めますので,ゲームの醍醐味を失わないことにだけに気を付けて臨みました。その第一歩は,眠れないほど「ぷよぷよ」を遊ぶことだったんですが(笑)。
――役者さんの起用についてはいかがですか。
中山氏:
僕のほうで物語の根幹と登場するキャラクターを決めたうえで,前向きな返答をいただいた方を起用しました。
シェゾについては,メインの3人を含めて若い女性が多いということで,同じ世界にいるキャラクターに寄せやすくするため,男装の方を起用しました。対戦シーンなどで「男性対女性」となると,意識しなくとも男性の強さが出てしまいますから,その意味では対等に戦っている様子を表現できていると思います。
男装モデルとして知られるルウトさんがシェゾを熱演。物語をファンタジックに引き立たせるのが,キャスティングの狙いとのこと |
――開幕に向けて,ひと言ずつメッセージをいただけますか。
斎藤氏:
最近,プライベートで「ぷよぷよ」を遊んでいて,その面白さを十分理解しているつもりですが,あえてそれに負けない面白い舞台を届けたいと思っています。ファンの皆さんはもちろん,「ぷよぷよ」を遊んだことがないという人も見に来ていただいて,その魅力を感じていただければと思います。
中山氏:
「ぷよぷよ」シリーズ24周年の一環として,自信を持って楽しんでもらえるものに仕上がりつつあります。この舞台から誕生した衣装や音楽などに触れていただく機会も,今後は作りたいと思っていますので,ぜひ応援をお願いします。
細山田氏:
「ぷよぷよ」の24周年に向けて考えていた中でも,この舞台はできないと思っていました。これを次の25周年につなげたいですね。公演はまだ始まっていませんが,すでに来年もやりたいと考えていたりして(笑)。
国民的パズルゲーム「ぷよぷよ」の舞台化と聞いて,不安に思った読者も少なくないだろう。ただ,その懸念についてはおそらく杞憂に終わるだろう。先日公開されたメインキャストの衣装ビジュアルを見ても,ゲームの世界を可愛らしく再現していることが分かるはずだ。
さて,記事の冒頭で予告したとおり,4Gamer読者24組48名分の本公演招待枠をセガゲームスに用意してもらった。下のリンク先から応募可能になっており,締め切りは4月27日(月)23:59まで。締め切りまであまり余裕がないので,興味を持った人は早めに応募してほしい。
舞台「ぷよぷよ オンステージ」4Gamer読者用招待枠に応募する
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ぷよぷよ!!クエスト
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