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「AlphaGo」のライバルを目指す。ドワンゴによる囲碁ソフト開発企画「DeepZenGoプロジェクト」が始動
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印刷2016/03/17 15:43

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「AlphaGo」のライバルを目指す。ドワンゴによる囲碁ソフト開発企画「DeepZenGoプロジェクト」が始動

 ドワンゴは2016年3月1日,コンピュータ囲碁ソフトを開発する「DeepZenGoプロジェクト」を発足した。

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「AlphaGo」のライバルを目指す。ドワンゴによる囲碁ソフト開発企画「DeepZenGoプロジェクト」が始動

 プロジェクトには公益財団法人日本棋院が協力しており,ソフトの開発には「Zen」の開発者である尾島陽児氏加藤英樹氏などが参加しているとのこと。ソフトの完成時期は,半年〜1年後と想定されている。

 囲碁ソフトと言えば,GoogleのAlphaGo(アルファ碁)がイ・セドル九段との5番勝負に勝利したことが,世間で大きな話題となっている。「DeepZenGoプロジェクト」開発者のコメントからは,AlphaGoを強くライバル視している様子が感じられる。

日本発の最強コンピュータ囲碁ソフト開発
『DeepZenGoプロジェクト』に関するお知らせ

 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:荒木隆司)は、3月1日(火)、公益財団法人日本棋院(東京都千代田区、理事長:和田紀夫)の協力のもと、日本最強のコンピュータ囲碁ソフト『Zen』の開発者・尾島陽児氏と加藤英樹氏を中心とした『DeepZenGoプロジェクト』の発足を発表し、新たに設置した開発環境のもと、世界トップレベルの囲碁ソフトの開発に着手しました。

 一方、先日行われたアルファ碁 対 イ・セドル九段の対局では、アルファ碁が勝ち越しを決め、さらなる進化と圧倒的な存在感を示しました。DeepZenGoプロジェクトでは、この結果を踏まえ、引き続き半年〜1年後の新生囲碁ソフトの完成を目指し、開発を進めてまいります。今後の本プロジェクトの予定につきましては、随時お知らせいたします。


『DeepZenGoプロジェクト』開発者のコメント


【尾島陽児氏】
 アルファ碁とイ・セドル九段の対局は、歴史に残る名勝負でした。私もあのような高いレベルの碁に関わりたいという気持ちがより強くなりました。

【加藤英樹氏】
 まずは、短い時間であそこまで強くしたディープマインドのメンバーにお祝いと敬意を。そして、アルファ碁のためにもライバルが必要でしょう。

【山本一成氏】
 アルファ碁を生み出したディープマインドの成果に感動しています。彼らと競うことができるようにがんばります。

『DeepZenGoプロジェクト』メンバー

<開発>
 尾島陽児氏(囲碁ソフト『ZEN』開発者)
 加藤英樹氏(囲碁ソフト『ZEN』開発者)
 松尾豊豊氏(東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授)
※同大学松尾研究室の学生数名も開発支援
 山本一成氏(将棋ソフト『PONANZA』開発者)
<開発環境の提供・開発支援>
 株式会社ドワンゴ
<協力>
 公益財団法人日本棋院
※今後、本プロジェクトに賛同いただき、参加を希望される開発者や企業については、随時検討し、拡充していく方針です。

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