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「TAITO GAME MUSIC REMIXS」リリースパーティーをレポート。石川勝久氏が初DJに挑戦し,並木 学氏がPSGサウンドを響かせた
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印刷2016/11/29 00:00

イベント

「TAITO GAME MUSIC REMIXS」リリースパーティーをレポート。石川勝久氏が初DJに挑戦し,並木 学氏がPSGサウンドを響かせた

 タイトーは2016年11月26日,新大久保のunique LABORATORYにて,DJイベント「“TAITO GAME MUSIC REMIXS” Release Party」を開催した。

 このイベントは,音楽CD「TAITO GAME MUSIC REMIXS」関連記事)の発売を記念したもの。出演したのはZUNTATAの“ばび〜”こと石川勝久氏をはじめ,SATO(佐野電磁氏&加藤浩義氏)や細江慎治氏といった「TAITO GAME MUSIC REMIXS」のゲストアーティスト陣,そして並木 学氏だ。会場には,キャパシティ200人のフロアがすし詰め状態になるほどの観客が押し寄せていた。

「“TAITO GAME MUSIC REMIXS” Release Party」出演者(敬称略)
  • ばび〜(石川勝久) / ZUNTATA
  • SATO (SANODG ►◄ KATO [noisycroak])
  • D.watt / IOSYS
  • t+pazolite
  • 並木 学
  • Sampling Masters MEGA(細江慎治) / SuperSweep
  • COSIO(小塩広和)

 最初に登場したのは,今回のステージが初のDJプレイとなる石川氏。セレクトされた楽曲は,「スペースインベーダー」のBGMをはじめ,「ナイトストライカー」「ダライアス」など定番タイトルの楽曲で,開幕早々にフロアを大きく盛り上げた。

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「ニンジャウォーリアーズ」の「Daddy Mulk」に,ボコーダーで「Daddy, Da Da Da Da Daddy」のフレーズを乗せる石川氏。観客も大きく声を上げてユニゾンしていた
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 二番手のSATOは,佐野氏の「EDM is music? No! EDM is game! Taito is game! Taito is EDM!!」というマイクパフォーマンスからスタート。2人での出演だが,実際に音楽を流すのは加藤氏で,佐野氏は歌ったり踊ったりSATOデザインのDECOチョコ(チロルチョコ)を投げたりと,壇上を駆け回っていた。プレイした楽曲は,もちろんアルバム「EDM IS GAME」および「EDM IS CONTINUED」の収録曲と,「TAITO GAME MUSIC REMIXS」における担当曲「Space Invaders(are EDM Remix)」だ。

 SATOのプレイ後には,2017年2月25日に開催される「東京ゲーム音楽ショー」での3rdアルバム「EDM is Over」発売をもって,SATOを解散することが宣言された。ただし,要望が多ければ“SATO2”が結成される可能性もあるとのこと。もともとSATOはタイトーの楽曲提供依頼からスタートしたプロジェクトとのこと(関連記事)なので,「もっとSATOのEDMを聴きたい」という人は,「グルーヴコースター」シリーズのSNSアカウントなどに要望を送ると,“SATO2”が現実のものとなるかもしれない。

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 SATOに続いたIOSYSのD.watt氏は,「Lost Colors」や東方アレンジの「チルノのパーフェクトさんすう教室」など,「グルーヴコースター」シリーズに収録されたIOSYSのボーカル曲をメインにプレイしていく。t+pazolite氏も「shiva」「Agent Angels」といった「グルーヴコースター」関連楽曲をつないでいき,クライマックスには「my voice is dead.」「OMAKENO Stroke(uncut edition)」といったハードコアテクノで一気に畳み掛けていた。

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 そんなテクノの流れから一転,並木氏が「タイトーの歴史を振り返る」として流したのは「アルペンスキー」「ジャングルキング」などに用いられたクレジット音。そこからメドレーで,「女三四郎」など1980年代のタイトルに用いられたPSGサウンドが次々とプレイされる。石川氏でも「3/4くらいしか分からない」という極めてディープなセレクトや「影の伝説」のMSM5232版とFM音源版をシームレスにつなぐプレイに,マニアックなファンですら深い関心を寄せている様子で,独特な盛り上がりを見せていた。なおメドレーは,ZUNTATAが結成された1987年ごろのタイトルにギリギリたどり着いたところで終了となった。

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「TAITO GAME MUSIC REMIXS」には参加していないが,石川氏からのラブコールを受けて出演したという並木氏
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 ここで一旦トークパートを挟み,フロアはブレイクタイムに。トークパートでは,12月2日に配信される「ZUNTATA NIGHT 10 〜ダライアス30周年記念大漁祭〜」(関連記事)の案内や,「TAITO GAME MUSIC REMIXS」収録曲についての感想などが語られた。

 ラストパートは細江氏からスタート。最初は「ガンフロンティア」「ナイトストライカー」といったセレクトで「名作ラインナップで攻めるのか」と思わされたが,「カダッシュ」「サイバリオン」といった“隠れた名作”の楽曲で意表を突き,観客のマニア心にアプローチしていた。

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並木氏とは違った方向性でマニアックな曲を用意した細江氏は,プレイする曲の出典タイトルを紹介するためのフリップを用意していた
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 そしてトリを務めたのは,元ZUNTATAの小塩氏。「We Love Game! TAITO STATION」から始まり,自主制作盤の収録曲なども披露しながら,「メタルブラック」の「Dual Moon」を自分なりにリメイクした楽曲や,「ダライアスバーストCS」の「Freedom」をリミックスした楽曲などで,フロアを大いに沸かせていた。最後に小塩氏は,“オマケ”としてノリのいい「Invader Girl!」「Groove Player」をプレイし,5時間超という長丁場のイベントを締めくくった。

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 今回のイベントは,タイトーの代表的な楽曲から,「グルーヴコースター」で広がったタイトーの音楽世界を楽しみつつ,PSG音源時代のサウンドや隠れた名作のサウンドを堪能できるという,タイトーの今昔と表裏を一度に楽しめるような素晴らしい内容だった。来年,30周年というアニバーサリーイヤーを迎えるZUNTATAがどのような活動を見せるのか,今後も要注目だ。

ZUNTATA公式サイト「Z-Field」

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