マイボイスコムが「ゲームの利用に関するアンケート調査（第6回）」の結果を発表。プレイ頻度は増加傾向ながら1か月に使う金額は6割超が“0円”

　マイボイスコムは，「ゲームの利用に関するアンケート調査（第6回）」の調査結果を発表した。インターネット調査で回答者数は1万1309人，調査期間は2017年1月1日から1月5日とのこと。ここでは，調査結果をピックアップして紹介していこう。
　なお，設問は以下のとおりで，設問［1］［2］の調査結果は下記ページで公開されているが，設問［3］以降のデータを閲覧するには会員登録が必要だ。

マイボイスコム「ゲームの利用に関するアンケート調査（第6回）」結果発表ページ

［1］ゲーム機・ゲーム対応機器の所有状況
［2］ゲーム機・ゲーム対応機器で遊ぶ頻度
［3］直近1年間にゲームをした機器
［4］ゲームをする場所
［5］直近1年間のゲーム時間（1日あたり）
［6］直近1年間にゲームに関して使った金額（1ヶ月あたり）
［7］直近1年間にゲームに最もよくゲームをした機器
［8］ゲーム頻度の1年前からの増減

　［1］の所有状況については，据置型/携帯型のゲーム専用機，パソコンやスマートデバイスなどゲームもできる多機能デバイス（ゲーム専用機以外）に分けて集計されている。
　ゲーム専用機で所有率が全体の15％を超えているのは「Wii」（16.7％），「ニンテンドーDS/DS Lite」（16.6％）だった。
　多機能デバイスの所有率は，パソコンが51.0％，スマートフォンが46.6％と，過半数に迫る結果だった。こちらは3年前の前回調査と比較すると，パソコンや携帯電話の所有率が下がり，スマートフォンやタブレットの所有率が上がっている。「ゲームができる機器はない」と回答した人の割合が上がっているのも興味深いところだ。

　現行機に関しては，所有率が高い順に，「ニンテンドー3DS，2DS」（14.6％），「プレイステーション3」（10.1％），「プレイステーション4」（5.1％），「Wii U」（5.0％），「PS Vita」（4.2％）という結果に。Xboxはシリーズ（Xbox，Xbox 360，Xbox One，Xbox One S）合計で1.2％とのこと。

　とはいえ，［3］の「直近1年間にゲームをした機器」でいうと，ゲーム専用機で1割を超えているのは「ニンテンドー3DS， 2DS」のみで，「プレイステーション3」「Wii」が約8〜9％だという。つまり，［1］では“持っているけど遊んでいない”ものが含まれる点を考慮しなければならない。
　多機能デバイスは「スマートフォン」（53.2％）， 「パソコン」（37.3％），「タブレットPC」（13.6％）とのことで，いずれもゲーム専用機の数字に大きく水をあけた結果になっている。

　［2］の遊ぶ頻度に関しては，ゲームを遊ぶ人のうち，一番多いのは「ほぼ毎日」で20.6％。
　ゲームをするのは回答者全体の43.3％だが，10代から20代の若年者層では7割弱，50代以上では3割と，年代によって差がある模様。回答者全体のうち半数以上がゲームをしないと回答している（「機器はあるがゲームはしない」32.1％，「ゲームができる機器はない」24.6％）。
　ちなみに，「ゲームをする人」なのか「ほぼ毎日」を指すのかは分かりにくいが，男女比は男性が4割強，女性が5割強と，女性のほうが比率は高いそうだ。


　［5］の「直近1年間のゲーム時間（1日あたり）」は，「10〜20分未満」「20〜30分未満」「30分〜1時間未満」がそれぞれ約2割，「1時間以上」は約25％とのこと。
　なお，［8］の「ゲーム頻度の1年前からの増減」の結果は，1年前と比較してゲームをする時間が「増えた」が3割弱，「減った」が2割弱，「変わらない」が約5割だという。


　［6］の「直近1年間にゲームに関して使った金額（1ヶ月あたり）」は，「0円」が6割超で，お金を使った人は3割強にとどまるという。世代でいうと，男性の20代〜30代が5〜6割とお金を使う率が全体の比率より高く出ていて，金額も高くなる傾向にあるとのこと。

マイボイスコム公式サイト