イベント
4回めの開催となる国内最大規模のLANパーティー「C4 LAN」。回を重ねるごとに規模が大きくなる本イベントに初めて参加してみた
「そもそもLANパーティーって何?」という読者に簡単に説明すると,「ゲームを遊び倒す持ち込み型ゲームパーティー」ということらしい。もともとはインターネット環境が貧弱だった時代に「LAN環境で快適に遊びましょう」などの目的があったりしたのだが,現在では概ね「ゲームを遊び倒す」ことが目的となっているようだ。
BYOCという名称こそ残っているが,コンシューマゲーム機,PC,ボードゲームなど,参加者があらゆるゲームを持ち込み,各々で楽しんでいたりする。
2016年の秋,2017年の春と冬でこれまで3回開催されている「C4 LAN」だが,筆者が会場を訪れたのは今回が初めて。というより,こういうコミュニティベースの大規模なイベント自体,参加したことがない。
というのも,筆者は地方出身で,東京に出てきたのは約2年前。こういったイベントは正直「どこか遠くで行われている,自分には縁のないモノ」として考えていた節があったからだ。
とはいっても興味がなかったわけではない。せっかく手に届く場所にいて,そういう仕事もしているのだから,機会があればぜひ行ってみたいと思っていた。4Gamerに載ってるレポート記事を見て「楽しそうだなぁ」と指をくわえ,虎視眈々と参加の機会をうかがっていたのである。
まずは「C4 LAN」の初日となる5月11日の夜,仕事を終えて電車に飛び乗り,ワクワクする気持ちを胸に会場へと足を運んだ。そしてベルサール高田馬場に到着し,受付を済ませ,エスカレーターを降り,会場に足を踏み入れた瞬間「なにこれ……! すごい……!」という思いが頭を駆け抜けた。
会場内に所狭しと置かれたコンピュータの数々。そしてそのコンピュータでゲームを遊ぶ人々。ここにいる人たちは全員,自分と同じ“ゲームが好き”な人だと思うと,感動すら覚える。
自分の大好きなゲームタイトルの普及に努めたり,会場で相手を募って対戦していたり,その場にいる人を誘ってボードゲームに興じている人がいたりと,各々で楽しんでいる。“空間を共有する”というのがこういったイベントの醍醐味で,参加者はそれを体現しているようだった。
また,企業ブースの出展もあり,5月11日に訪れたときは夜だったので,閉まっていたが,12日の昼に再訪したときは,最新PCの展示とその説明が行われていたり,物販コーナーがあったり,オークション企画などが行われたり,と賑わっていた。
会場には大きなステージが用意されており,そこではC4 LAN実行委員会に企画を持ち込み,承認を受けたユーザー企画のイベントが行われる。「プレイヤーのプレイヤーによるプレイヤーのためのイベント」といった雰囲気で実に面白い。
会場をグルグルと回り続けて参加者がプレイしているゲームをチラチラとチェックしてみた。やはり「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUND」「Fortnite」あたりが人気だが,「ガンダムオンライン」のコミュニティや,「StarCraft II」のコミュニティが参加しており,最新ゲームだけというわけでもない。彼らは“布教活動”という名のプレイヤー数増加を参加した目的のひとつにしていたりするので,声をかけると凄く丁寧にゲームを教えてくれる。きっと彼らは次回の開催時にも参加していると思うので,興味のあるゲームをしているコミュニティがいたら積極的に話しかけてみると良いかもしれない。きっと歓迎されるだろう。
次回の「C4 LAN」は「2018 WINTER」で2018年12月7日〜9日に,今回と同じベルサール高田馬場で開催される予定だ。筆者も次回は,ぜひBYOCで参加したいと思う。
- この記事のURL: