フロリダで発生したゲームイベント開催中の銃撃事件。Electronic Artsが被害者のための基金を設立

　北米時間の2018年8月26日にフロリダのジャクソンビルで発生したゲーム大会中の銃撃事件について，パブリッシャのElectronic Artsが声明を発表した。それによると，死亡した2人のための基金「The Jacksonville Tribute」を設立し，遺族らのため基金に100万ドルの寄付を行ったとのこと。

Electronic Arts「THE JACKSONVILLE TRIBUTE」

　事件の詳細については8月27日に掲載した記事を合わせて参照してほしいが，アメリカンフットボールをテーマにしたスポーツゲーム「Madden NFL 19」の地区大会，「Madden 19 Southeast Qualifier」開催中に銃撃事件が発生し，2人のプロゲーマーが犠牲になったというものだ。犯人は，その場で自殺している。

　Electronic Artsは発表で，「先週発生した事件は，ゲームコミュニティに永遠に傷跡を残すことになりました。我々はまだ，多くの人が負うことになった苦痛を理解するためのスタート地点にさえ立っておりません」とし，同社に募金の問い合わせが多く来ていることを明かし，その対応として「The Jacksonville Tribute」を設立すると発表。そして，同社も基金に100万ドルの寄付を行い，「この寄付は，亡くなった2人の遺族を含め，事件で被害を受けたすべての人々に共有されます」と書いている。

　Electronic Artsはまた，北米時間の9月6日に追悼番組をライブストリーミングする予定であることも発表しており，内容については追って明らかにする予定だ。