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現代の「ゲーマー」はどのような人物像なのか。ゲームエイジ総研が「ゲーマーライフスタイル調査」の結果を発表
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印刷2019/01/17 12:00

業界動向

現代の「ゲーマー」はどのような人物像なのか。ゲームエイジ総研が「ゲーマーライフスタイル調査」の結果を発表

 ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティング会社であるゲームエイジ総研は本日(2019年1月17日),「ゲーマーライフスタイル調査」の結果を発表した。

 VRやeスポーツなど,かつてのゲームの枠を超えた娯楽が一般化する昨今,旧来のゲーム市場は過渡期を迎えていると考えられており,「ゲーマー」の姿も以前のイメージとは異なるものになっているはず。ここで改めて「ゲーマーとは?」をテーマにゲーマーのライフスタイルを探る調査を行ったという。

 10代から40代までの男女2000人を対象に行ったインターネット調査の結果,日本人の77%がなんらかのゲームを日頃プレイしており,10代では9割,20代では8割以上に達する。また,日本人全体の6割以上がiOSやAndoroidなどのスマホ向けのタイトルをプレイしており,「ゲームアプリ」の利用は日常に定着している。一方で,据え置き型および携帯型のゲーム専用機でプレイする層とスマホ世代との間にはギャップが存在するという。

 さらに10代の4割が自分を「ゲーマー」であると答えており,情報源として動画投稿サイトを活用するといったさまざまな特徴から,「自称ゲーマー」の人物像として,ゲーマーのステレオタイプである「マニアックでオタク的」とはかけ離れたゲーマー像が浮かび上がると結論付けている。
 詳しくは,以下のリリース文を参照してほしい。

ゲームエイジ総研公式サイト


<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>




【株式会社ゲームエイジ総研 ゲーマーライフスタイル調査】
日本総ゲーマー時代、ついに到来!!
日本人の約8割が「日頃からゲーム」
“マニアックでオタク的”とはかけ離れている現代の『ゲーマー』像
〜10代の4割が「自分はゲーマーだと思う」と回答〜

株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)では、10代〜40代の男女2000人を対象に、「ゲーマーライフスタイル調査」を行いました。弊社は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。そのため、改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施することといたしました。
今回は、『ゲーマー』の実態、そして、『自称ゲーマー』のライフスタイルや消費の動向を明らかにしたいと思います。

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■日本人全体の77%が日頃ゲームをプレイしている
⇒10代の9割、20代の8割以上が日頃ゲームをプレイ


まず、日本人全体の約77%が「日頃、何らかのゲームをプレイすることがある」と回答したことに注目。男女比は54:46と大差は無く、性別を問わず、多くの人が手軽にゲームをプレイしているという実態が見えます。
世代別に見ると、10代では91.4%、20代では84.8%、30代では74.1%、40代では65.5%が「日頃、何らかのゲームをプレイすることがある」と答えており、若年でよりその傾向が強いことが分かります。【グラフ1-①、②】
10代では9割以上、20代では8割以上が日頃ゲームをしていることから、若年層ではもはや『ゲーマー』という既存の括りが意味をなしていないことがわかります。

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■日本人全体の59.6%は日頃アプリゲームをプレイしている
⇒ファミコン世代と、スマホ/SNS世代とのギャップが?!


次に、iPhone やAndroid などのスマートフォン(その他タブレット含む)でゲームをプレイしたことがある「スマホゲーマー」は日本人全体の66.3%。また、App storeやGoogle Playでアプリゲームをダウンロードしてプレイする「アプリゲーム」の利用は日本人全体の59.6%を占めています。
常に持ち歩くというスマートフォンの携帯性と、暇つぶし程度のものから本格RPG まで多数の幅広いコンテンツがあるアプリゲームのエンタメ性が融合した「スマートフォンでゲームを楽しむ」という文化は、既に日常に定着しつつあるようです。

一方で、アプリゲームは若年層では多い傾向にあるものの(10代:日本人全体比+5.5ポイント、20代:日本人全体比+7.4ポイント)、30代以上ではアプリゲームに加えて「据置型/携帯型家庭用ゲーム機」のプレイも多く(30代:日本人全体比+13.3ポイント、40代:日本人全体比+12.3ポイント)、ミレニアル世代といわゆるファミコン世代とのギャップが如実に感じられる結果となりました。


■10代の約4割は『自称ゲーマー』
⇒“マニアック”“オタク的”ではない『ゲーマー』


今回注目したいのが、日本人全体の約8%が「自分はゲーマーだ」と回答している点。
この『自称ゲーマー』は、男女比71:29 と圧倒的に男性の方が多く、年代別では10代が39.4%と最も多くなっています。
“マニアック”“オタク的”などとイメージされがちな『ゲーマー』ですが、実際のところ、どのような人なのかを探ってみたいと思います。

まず、『自称ゲーマー』の中で、「新しいモノやコトは自分から情報収集するほうだ」と回答した人は78.8%であり、日本人全体を20ポイント以上も上回っています。その他、「自分が夢中なモノ・コトに関してお金は惜しまない」75.6%(日本人全体比+18.8ポイント)、「どんな時でも自分の個性を表現するようにしている」62.5%(日本人全体比+15.8ポイント)、「年齢や性別が違うが、共通の趣味や話題で繋がっている友人がいる」65.6%(日本人全体比+15.1ポイント)などの回答が多く見られました。【グラフ2】

また、いわゆる自分に対するイメージ=“自分像”として、「楽しい」と回答した人は50.6%(日本人全体より+15.9%)、「キャラの立つ」と回答した人は24.4%(日本人全体より+13.2%)でした。
日頃関心があるものとして、ゲームコンテンツと関連の深い「アニメ・コミック」が66.3%(日本人全体より+35.9%)と最も高いものの、注目すべきは「音楽」59.4%(日本人全体より+20.1%)「デジタル機器」が37.5%(日本人全体より+20.8%)への関心が高いこと。決してゲーム以外に関心がないわけではなく、最新のガジェットや、音楽コンテンツに対して大きな興味を寄せていることが見てとれます。【グラフ3】もはや、映画さながらのクオリティの高い映像や音楽に触れる機会が多い『自称ゲーマー』の特徴の一つと言えるのではないでしょうか。

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また、情報源として「動画サイト(YouTube ・ニコニコ動画など)」を積極的に活用していることも特徴です。『自称ゲーマー』の63.1%が情報源として動画サイトを利用しており、日本人全体を33.8%も上回っています。「Twitter」も51.9%(日本人全体より+21.1%)が情報源として利用しているようです。
これらの結果から、『自称ゲーマー』の人物像として、「インドアでオタク的なゲーマー」のイメージとは対照的に、流行に敏感で人付き合いにも前向き、明るく自分の願望に正直な現代の若者像が浮かび上がって来ます。『自称ゲーマー』ではあるものの、ゲームだけで満足しているわけではなく、SNS やWeb を活用し、自己表現やコミュニケーション、情報収集などを上手に行い、自分の楽しみにはとことんお金を使う“イマドキの若者像”であることは、面白い結果です。
“マニアックでオタク的”なイメージとはかけ離れている現代の『ゲーマー』は、様々な市場の中で、情報発信者としても、顧客としても見過ごせない層なのではないでしょうか。
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