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レトロンバーガー Order 11:「8ビットリズムランド」&「16ビットリズムランド」はゲーム音楽ファンなら見逃せないって,マジで!編
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印刷2019/04/13 00:00

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レトロンバーガー Order 11:「8ビットリズムランド」&「16ビットリズムランド」はゲーム音楽ファンなら見逃せないって,マジで!編

画像集 No.026のサムネイル画像 / レトロンバーガー Order 11:「8ビットリズムランド」&「16ビットリズムランド」はゲーム音楽ファンなら見逃せないって,マジで!編

 “今日のレトロゲーム”にフォーカスしていく連載「レトロンバーガー」。今回はコロンバスサークルから2019年2月21日に発売された,FC/FC互換機用カートリッジ「8ビットリズムランド」およびMD/MD互換機用カートリッジ「16ビットリズムランド」を紹介します。

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 本作は,レトロプラットフォームに向けたリズムアクションゲーム。参加コンポーザーは「8ビットリズムランド」に小沢純子氏,塩田信之氏,東海林弘憲氏,杉山和彦氏,中潟憲雄氏,Hally氏,増子津可燦氏,「16ビットリズムランド」にWING☆GHOST氏,大野木宣幸氏,COSIO氏,古代祐三氏,杉山和彦氏,TAMAYO氏,TECHNOuchi氏,中潟憲雄氏,並木 学氏,ヨナオケイシ氏と,「ここまでゲーム音楽的に豪華なリズムゲームは史上初ではないか?」といった顔ぶれです。

 両ソフトは,それぞれ4本のリズムアクションゲームを収録しており,「8ビットリズムランド」では「Running Girl(走ガール)」「Music Baseball(ミュージックベースボール)」「Hades Rhythm(黄泉リズム)」「Cosmolien(コスモリアン)」,「16ビットリズムランド」では「Running Girl(走ガール)」「Music Baseball(ミュージックベースボール)」「Melodian Shield(メロディアンシールド)」「Earth Crisis(アースクライシス)」をプレイできます。ちなみに,同名ゲームでも楽曲やグラフィックスなどは大幅に異なっています。

ピコピコ音源の「8ビットリズムランド」
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FM音源の「16ビットリズムランド」
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「8ビットリズムランド」のMusic Roomモード
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 また,任意の楽曲を再生できる「Music Room」モードもあり,「ゲームカートリッジ型のサウンドトラック」として楽しむことも可能です。再生パターンは,一周ループ,無制限ループ,シャッフルの3種類。これだけ豪華な作曲陣によるチップチューンミュージックを実際のゲーム機で聴ける……実にロマンですね! また,サウンドトラックCDも初回出荷版の特典としてリリースされています。

パッケージとカートリッジ,特典CD
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 本作をプロデュースしたのは旧ナムコの「源平討魔伝」などで知られる,デジフロイドの中潟憲雄氏。2月24日に東京・駿河屋新宿マルイアネックス店で開催された発売記念イベントで語られたところによると,デジフロイド開発・コロンバスサークル発売でリリースされたFC/FC互換機用ソフト「NEO平安京エイリアン」(関連記事)が企画的な前身にあたるそうで,そちらにも関わったタイトー出身の“アセンブラ使い”である杉山和彦氏が,引き続きメインプログラマーを担当しています。

筆者が取材でも何でもなく,素で観覧に訪れていた発売記念イベントの様子
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 パッケージイラストは「8ビットリズムランド」と「16ビットリズムランド」でだいぶテイストが異なるものの,どちらも旧ナムコで「ドルアーガの塔」などのキャラクターデザインを担当した篠﨑雄一郎氏が担当。ちなみに,篠﨑氏と中潟氏はともに旧ナムコ出身であるものの,絡んだ機会はファミリーコンピュータ版「源平討魔伝」における間接的なものしかなく,「NEO平安京エイリアン」から改めて付き合いが始まったそうです。

 コンポーザーも「NEO平安京エイリアン」から続投している人が多く,増子氏もその1人。増子氏は「NEO平安京エイリアン」では平安京らしい和風のサウンドを心がけたものの,他の参加コンポーザーが好きな曲調でやっていたので,今回は自分も好きなようにやったとのこと。
 それでも8bit時代の開発環境を知る者として,CPUへの負荷が軽くなるような楽曲の書き方をしているそうで,NSDL(本作に使われているサウンドドライバ)にはデルタPCMによるサンプリングドラムがあるものの,便利なそれはあえて使わず,内蔵音源だけでSIMMONSの電子ドラムのような音を目指したとか。そういったところを意識して楽曲を聴いてみるのもオツな楽しみ方です。

 レガシーな環境に向けた作曲は,記憶を手繰りながらだったコンポーザーもいたようですが,並木氏はFM音源関連の仕事が当時から現在まで途切れることなく続いているので,難なく作曲できたとコメントしていました。ただ旧ナムコの「メトロクロス」をリスペクトした“Running Girl”に向けて,「メトロクロス」のオマージュ楽曲を書いたところ,オマージュ元の作曲者も「16ビットリズムランド」に参加していたのを後から知って驚いたとか。その作曲者・大野木氏は現在ゲーム業界を離れていて,本作で久しぶりにゲーム音楽を書いたとのことで,そういった面からも本作は貴重なタイトルです。

 発売記念イベントでは,中潟氏から「次回はPSGで!」という宣言も飛び出していました。本当に(狭義的な)PSG音源での新作が出るとすると,MSXとかでしょうか……?

 コロンバスサークルのレトロプラットフォーム向け製品としては,1992年に登場したメガドライブ用ソフト「グレイランサー」の復刻版カートリッジを発売することが,つい先日発表されました。今後の動向も要注目です。

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