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伊東健人さん,大河元気さんが収録の裏話を披露! 男子高校生の青春ジャズストーリーを描く「JAZZ-ON!」CD発売記念キャストトーク&お渡し会をレポート
ここでは2019年12月1日に東京・池袋マルイで行われた,伊東健人さん,大河元気さん参加のCD発売記念キャストトーク&お渡し会についてレポートする。なお,イベント終演後の2人からのコメントもあるので最後までチェックしよう。
※2019年12月18日15:40頃追記
メーカー要望により「同じ楽器を担当するシンメトリーキャラはお互いに」という文章の「同じ楽器を担当する」の表記を削除しました。シンメトリーキャラは必ずしも演奏パートが一緒ではなく,共通点や真逆の性質を持ち合わせている永遠のライバルとのこと。
「JAZZ-ON!」公式サイト
「JAZZ-ON!」公式Twitter
(4コマ漫画「じゃずよん」配信中!)
YouTubeチャンネル「JAZZ-ON!【公式】」
(「千本桜」など続々と楽曲公開中!)
ジャズに魅せられた
16人の男子高校生を描く「JAZZ-ON!」
「JAZZ-ON!」の舞台は,横浜にある市立湊ヶ丘高等学校。統合によって誕生したこの学校には,本格JAZZ演奏サークル「Swing CATS(スイングキャッツ)」,アニソンJAZZを楽しむ「星屑旅団(ほしくずりょだん)」という2つのJAZZ部が存在する。JAZZに対する価値観や考えも異なる2つの集団が,やがて互いを意識するように……といった物語が展開する。
11月27日にはCD第一弾となる「First Cats」と「旅団仲間は信じても、ラクダの紐は縛っておけ」を同時発売。各サークルの中から4人が歌う2曲と,2本のドラマパートが収録されている。発売に先駆け,公式YouTubeチャンネルではそれぞれの楽曲のショートバージョンやキャラクターの自己紹介動画なども提供しているので,まずはこちらをチェックしてみるといいだろう。
SwingCATS「First Cats」 |
星屑旅団「旅団仲間は信じても、ラクダの紐は縛っておけ」 |
収録の裏話も飛び出したトークイベント
かなり近い距離のためか少し緊張した様子のファンに対し,大河さんは「そんなキャーキャー言わなくてもいいですよ!」,伊東さんは「いや〜まいっちゃいますね。普段そんなに黄色い声を浴びることもないので……」と笑いを誘いながら登場。ファンの緊張もほぐれたところで,さっそく「JAZZ-ON!」という企画の概要と,自身が演じたキャラクターについてじっくり紹介していく。
大河さん演じる行田光牙は,鬼気迫るドラム演奏を行う“バイオレンスドラマー”というキャッチフレーズのついた高校2年生。智川翔琉が立ち上げたにJAZZ研究会「Swing CATS」にもすぐに入部した古株で,乱暴な言動もあるが非常に仲間想いで優しい面がある。
一方,伊東さん演じる影山 新は「星屑旅団」の中でトロンボーン&DJを担当する。ステージのモニターにビジュアルが登場すると,伊東さんは「今思ってることを言いましょうか。人違いますよね」と切り出し,ステージ上に飾られたパネルとあまりの変わりように触れていく。“覚醒イケメンDJ”というキャッチフレーズの通り,ふだんは消極的だが,いったんステージに上がると,かなりアクティブになるようだ。
「影山 新くんは鳴海ロランくんを神のように思って,心酔していて。テンションが上がると本当に『神』って言っちゃいます」と伊東さん。この2人が発起人となったのが「星屑旅団」で,ほかのメンバーもかなり濃い面々が揃っているという。
行田と影山は「シンメトリーキャラクター」に相当し,同じリズム体だが生ドラムにこだわる行田に対し,打ち込みドラムの影山と音楽へのスタイルが異なっている。伊東さんは「まだドラマパートでの絡みはないですけど,絶対仲良くなれなさそうですよね」と話すと,大河さんは「なんとなく影山を意識しているようなセリフがありましたね」と振り返る。
シンメトリーキャラはお互いにどことなく相手を意識しているようで,今後語られていくドラマパートでの注目ポイントとなりそうだ。
そんな行田と影山だが「孤独な子供時代を送っていた」「赤点常習犯」という共通点があり,思わず大河さんが影山に「なんのためのメガネだよ!」と憤慨すると大きな笑いが巻き起こった。
話題は楽曲へと移り,大河さんが石井 真さんと歌った「Are you with me?」についてファンへ「僕がどっちパート歌っているか分かります?」と問いかける。会場内の反応は半々だったが,実は上・下パートどちらも歌っていることが明かされた。「本当は下だけだったんですよ。最後に遊びで頭から歌っていいですかと聞いたら『まだそんな体力あるなら上も歌って!』って言われたんです」と話す大河さん。その結果,石井さんが上パート,大河さんが上・下パートと3人分のボーカルが収録されたそうだ。
「星屑旅団」のCDタイトル「旅団仲間は信じても、ラクダの紐は縛っておけ」については,大河さんが思わず「これ,どういうこと?!」と伊東さんに質問。これはアニソンJAZZサークルなので,タイトルの付け方がアニメの第1話のような付け方になっていると伊東さんが説明していく。楽曲タイトルには“星屑旅団JAZZアレンジバージョン”と入っているが,これは「劇中で放映されているアニメの曲をアレンジしたから」という理由があるそうだ。
伊東さんが歌った「Light away! 星屑旅団JAZZアレンジバージョン」は,古川 慎さんとのデュエットになる。「鳴海は旧友といえば旧友なんですけど“神”とのデュエットなので,曲中はテンションぶち上がりなんですよ。本来はやる予定のなかったこともやっているので,よく分かるのは最後のスキャットのような部分ですね。勝手に上がってるんですよ」と聴きどころを教えてくれた。
大会出場に向けたチームの想いを描くドラマパートはそれぞれメンバーを集めて収録したそうだが,伊東さんは1人で行ったとアフレコの思い出話へ。「1人だったから情緒が……(笑)。それに台本でいうと10秒くらいバーっと話していることもあったから,みんなで一緒に録ったら邪魔になっちゃってたかも」と語る伊東さんに,大河さんも「一緒に録っても,その辺はきっと別録りになってたよね」と笑い合う。
ファンのアンケート結果を公開! 質問にも回答
続いて「女子の気持ちを学べ!JAZZ-ON!」と題し,伊東さんと大河さんがファンから寄せられたアンケートの多数派を当てていくゲームに挑戦する。第1問は「ジャズを聴くならライブ? 家でしっとり?」で,大河さんは「家」,伊東さんは「ライブ」と見事にすれ違ってしまう。ジャンケンで勝った大河さんの答えとするが,残念ながら不正解となった。
第2問は「ジャズや吹奏楽の経験がある?」で,伊東さんは思わず「もう女子の気持ちとかじゃないじゃん!」とツッコミ。大河さんがどこまでが範囲に含まれるのか悩んでいると,回答を急かすBGMが流れ始め,一緒に答えるとまたもや答えが分かれてしまう。先ほど譲ってもらったからと大河さんが伊東さんに回答を譲り「ありません」と答えるが,またもや不正解で伊東さんが膝から崩れ落ちてしまった。
第3問は「彼に初めて料理を作るなら肉じゃが? ハンバーグ?」で,ついにここは2人の「ハンバーグ!」という声が揃い,さらに初正解をもぎ取る。理由として挙げられた「ソースでハートとか描きたい」に大河さんは「ちょう嬉しくないですか!とりあえず食べる前に写メる!」と答え,伊東さんは「ハンバーグは男の子と一緒に作るとか,共同作業ができますよね」とコメントしていた。
第4問の「10歳の頃サンタさんを信じていた?」は「信じてない」が優勢となり,ファンから寄せられた「幼少時にサンタさんがいないと分かってしまった悲しいエピソード」が紹介される。
第5問の「修学旅行で同じ班になりたいのは大河さん? 伊東さん?」という質問に,伊東さんは「なんていやな質問なんだ!」,大河さんも「どっちかが傷つく!」と叫んでファンの笑いを誘う。伊東さんは「大河さん」,大河さんは「伊東さん」とやはり答えが噛み合わず,再びジャンケンとなったが,なんと伊東さんが後出しで勝利するハプニングが発生する。
ひとまず回答は「大河さん」となるが不正解で,伊東さんの頼り甲斐や博識なところ,和ませてくれそうな雰囲気,長身ゆえの目印になりそうといった部分が選ばれた理由として挙げられた。一方,大河さんも楽しませてくれそうなどたくさんの意見が寄せられたが,もっとも多かったのが「伊東さんは急にフラっとどこかへ消えそうだから,大河さんがいい」という理由が明かされると会場は大爆笑に包まれる。
さらに2人は,ファンからの質問にも答えていく。「JAZZ-ON!」のキャラクターのようにお互いへキャッチフレーズを付けるならと聞かれると,大河さんは伊東さんへ「なんでもそつなくイケメン!」,伊東さんは大河さんへ「サバサバマイウェイ!突如,槍で突くようなこと言ってくるでしょ」と伝える。
ドラマパートにちなみ「ビュッフェ形式で一度に全種類? 食べたいものを厳選する?」という質問には,大河さんは「全種類は無理!」,伊東さんは「全種類取るタイプです」と,ここでも正反対の答えになってしまった。
トークコーナーが終わると,いよいよお渡し会がスタート。わずかな時間の中で,ファンは思い思いに2人へCDの感想などを伝えていた。イベント終了後は同フロアで開催されていた「JAZZ-ON! × THEキャラSHOP」へそのまま足を運ぶファンも多く,オリジナルグッズなどが当たる抽選会へ参加する姿もみられた。
◆イベント終演後のお2人のコメントをお届け◆
――-イベントのご感想をお願いいたします。
伊東健人さん(影山 新役):
僕にとって「JAZZ-ON !」ファンの皆様と実際にお会いできる、はじめての機会! 改めてキャラクター達の紹介もできて、「JAZZ-ON !」がいよいよ動き出した事を改めて実際しました。
大河元気さん(行田 光牙役):
沢山の人に足をお運びいただいた事、感謝いたします。時間としてはあっという間に感じられましたが、本編や歌の内容、僕たち個人のパーソナルな部分にまで焦点を当てることができ、充実したイベントとなりました。次の機会がとても楽しみです。
――ご自身が思うプロジェクトの魅力を教えてください。
伊東さん:
敷居の高いイメージを持たれるジャズを題材にしながらも、音楽の、ジャズの多様性を教えてくれるプロジェクトである事。音楽ってこうで良いんだよなっていうのを教えてくれます。
大河さん:
「若さ」と、「不安定さ」。思い切りの良い音楽やストーリーに眩しさを感じ、精一杯だからこその脆さも感じられて、見ていたいと思わせてくれます。
――イベントに参加できなかったファンのために,ドラマのおすすめポイントを教えてください。
伊東さん:
まずは記念すべき一話めということで、キャラクター達の関係性が音声劇になる事によってより明確になるのではないかと言うところです。新役としては、やはり彼の二面性に注目です。笑
大河さん:
キャラクター達の性格もバラバラで、衝突したり悩んだりを繰り返しますが、それでも「JAZZが好き」と言う共通点を持つ彼らが必死に「今」を生きている様子が、しっかりと感じられる点でしょうか。収録もみんなで揃ってできたので、掛け合いのテンポの良さが彼らの関係値を更に出せているはずです。
――読者へのメッセージをお願いいたします。
伊東さん:
CDもリリースされ、イベントも行われ、他にも様々な媒体でJAZZ-ON !の動きは活発になります! キャラクター達の活動も含めて、お見逃しなく!
大河さん:
最初の質問にて、「次の機会」と書かせていただきましたが、まだ何も決まっていません。どうか皆様のお声で「JAZZ-ON!」をもっと盛り上げていただき、沢山の楽しい事ができればと思っています。そのお声をいただけるよう、こちらもキャラクター達のように精一杯走ってまいります。これからもどうかよろしくお願いします。
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