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「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言
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印刷2020/01/14 15:25

イベント

「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言

 京都府とポノスは,2020年1月12日に京都府・京都産業会館ホールにおいて,eスポーツイベント「京都eスポーツサミット2020 Winter」を開催した。本稿では,競技性のあるインディーズゲームに開発支援金を授与する「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言された記者発表会をレポートする。

画像集#001のサムネイル/「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言

 「京都eスポーツサミット」とは,京都からeスポーツ情報を発信するイベントだ。2度目の開催となる今回は京都産業会館ホールに会場を移し,インディーズゲームイベント「BitSummit」との共催による「京都eスポーツゲーム大賞」が開催されることが明らかになった。

●「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会 出席者一覧
・西村敏弘氏(京都府商工労働観光部ものづくり振興課 課長)
・辻子依旦氏(ポノス 代表取締役社長 兼 CEO)
・富永彰一氏(BitSummit実行委員会 理事長)
・倉持由香さん(G-STAR.PRO 「G-STAR GAMING」プロデューサー)
・ACQUA氏(ブシロード プロデューサー)

写真左から,倉持由香さん(G-STAR.PRO 「G-STAR GAMING」プロデューサー),ACQUA氏(ブシロード プロデューサー),西村敏弘氏(京都府商工労働観光部ものづくり振興課 課長),富永彰一氏(BitSummit実行委員会 理事長),辻子依旦氏(ポノス 代表取締役社長 兼 CEO)
画像集#002のサムネイル/「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言

 京都eスポーツゲーム大賞は,優れた対戦型のインディーズゲームを選出するコンテストで,京都府とポノスによる京都eスポーツサミット実行委員会が主催し,BitSummit実行委員会が共催する。
 コンテストの対象作品は,PC,家庭用ゲーム機,スマートフォン用ゲームかつeスポーツにも使うことができる,競技性を持った対戦ゲームだ。また,“日本国内在住の開発者が50名以下で制作”,“発売後1年以内の作品または現在開発中のゲーム”ということも応募条件に盛り込まれている。

画像集#003のサムネイル/「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言

 京都eスポーツゲーム大賞の最終審査と講評は,2020年5月9日から5月10日まで京都府・みやこめっせで開催される「BitSummit The 8th Bit」で行われ,大賞には50万円,特別賞には10万円の開発支援金が授与される予定だ。
 西村氏は京都eスポーツゲーム大賞のコンセプトについて「IOT(Internet of Things / モノのインターネット)が叫ばれ,モノのサービス化が進む中だからこそ,“作り手があってこそのゲーム”という基本を確認し,作り手にフォーカスした企画を提案した」と語る。

画像集#004のサムネイル/「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言

 また,富永氏は,これまでにも京都府からは「BitSummitでeスポーツをキーワードに何かできないか」と誘いを受けていたものの,あくまでクリエイターのイベントなので断っていたという。
 しかし,辻子氏から「開発時のアドバイスや発表後の広報活動などにおいて,eスポーツに参加するプロゲーマーはクリエイターと協力的な関係を作れるのではないか」という話を聞き,共催することにしたと語った。

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 辻子氏は「BitSummitさんと共催することで,何か新しい道が開けるのではないかと思います。eスポーツやゲーム業界を盛りあげるため,京都から新しい風を吹かせたいと考えていますので,皆さんの応募を待っています」と檄を飛ばした。

画像集#006のサムネイル/「京都eスポーツサミット2020 Winter」記者発表会レポート。eスポーツゲームを発掘するコンテスト「京都eスポーツゲーム大賞」の開催が宣言

 応募された作品は,競技点(対戦において,ルール・勝敗がわかりやすいか),操作点(プレイヤーが,キャラクターなどを多様に操作できるか),演出点(観客が盛り上がるよう,演出などに工夫があるか),独創点(既存のゲームにはない特色を持っているか,特にeスポーツのゲームタイトルを意識して工夫があるか)といった基準で採点が行われる。
 また,審査には女子eスポーツチーム「G-STAR GAMING」のプロデューサーである倉持さんと,「ストリートファイターV」のJeSUプロライセンスを持つACQUA氏が参加する予定だ。「ゲーマーと女子という両方の視点から審査します」(倉持さん),「普段はアプリのプロデューサーをやっていますので,社会人とプロゲーマーの目線で審査したいです」(ACQUA氏)と,それぞれ意気込みを語った。

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 京都eスポーツゲーム大賞の応募受付は,すでにスタートしており,2020年2月29日が締め切りとなるので,我こそは! という人は応募してみよう。なお,VRゲーム,CEROの「Z」区分及びESRBの「17+」レーティングに相当する可能性のあるもの,アダルト要素が含まれるものは対象外となる。

 さらに会場では,「どうぶつタワーバトル」iOS / Android),「ストリートファイターV アーケードエディション」PS4 / PC)(のエキシビションマッチが行われた。
 「どうぶつタワーバトル」では,倉持さんと谷田優也氏(ウェルプレイド 代表取締役CEO),そして制作者のYuta Yabuzaki氏と来場者からくじ引きで選ばれた2人が試合を行った。

 倉持さんと谷田氏の戦いは互いに譲らぬ展開。1対1の互角で迎えた3本目では,ウシの蹄の上にウシを重ねるというハイレベルな展開に。来場者からも感嘆の声が漏れる中,倉持さんが見事に接戦を制した

試合に先立って握手を交わす,倉持さんと谷田氏
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 Yuta Yabuzaki氏の第1試合は「どうぶつタワーバトル」に初めて触れる来場者が相手。一目ですぐ分かる直感的なルールのおかげか和やかにプレイは進み,Yuta Yabuzaki氏が余裕で勝利した。
 第2試合の相手は,「どうぶつタワーバトル」のeスポーツとしての面白さを広めることを目標に,ユーザー大会「獣王杯」を主催するなどの活動を続けるだずん氏。開発者対ガチ勢というレアなカードはだずん氏が2本連取で勝利し,来場者たちにeスポーツとしての「どうぶつタワーバトル」の面白さを見せた。

「どうぶつタワーバトル」の開発者,Yuta Yabuzaki氏
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 「ストリートファイターV アーケードエディション」も,「どうぶつタワーバトル」同様にくじ引きで選ばれた来場者2名に出場権が与えられ,ACQUA氏及び倉持さんと戦った。

ACQUA氏がいぶきを,対戦相手がサガットを選んで試合がスタート。ACQUA氏はいぶきの機動力とターゲットコンボでサガットを徹底制圧する厳しい攻めを展開。ストレートで勝利した
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倉持さんは,「ストリートファイターV」初プレイの来場者と対決。レインボー・ミカのVトリガー「スピニングチェアー!」でナデシコを呼びだし,2対1で戦うというエンタメ性の高いファイトでエキシビションマッチを制した
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「京都eスポーツゲーム大賞」公式サイト

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