業界動向
NetEaseの5月,日本市場での売り上げは90億円超え。うち約68億円が「荒野行動」
では数字はというと,Sensor Towerの統計によれば,5月単月でのNetEaseの日本売り上げは8500万ドル(約90.9億円)※。ちなみに,そのうち7400万ドル(約79.1億円)の売り上げがiOSによるものだ。つまり日本における(5月の)NetEaseの売り上げの87%はiOSユーザーから得ていることになる。
また,当月売上のうち,75%は「荒野行動-Knives Out-」(iOS / Android / PC / Switch / PS4)による売り上げ(約68.2億円)で占められていることが分かった。さらに,5月中最大の売り上げを記録した日は5月1日で,その日の日本市場における「荒野行動」の売り上げは,1日で860万ドル(約9.2億円)となっている。
※記事内の表記は2020年6月22日時点のレート,1ドル=106.92円で計算している
日本におけるスマホゲーム界でのバトルロワイヤル作品として地位を確立して以来,最近だけ見ても「銀魂」「FAIRY TAIL」「エヴァンゲリオン」と,相次いで大型コラボを実施している「荒野行動」。そのペースは留まるところを知らず,4月30日〜5月14日は「七つの大罪」,5月30日〜6月14日は「炎炎ノ消防隊」など,キャンペーンを矢継ぎ早に繰り出している。このあとも,6月30日からは「東京喰種」とのコラボが始まるなど,大型コラボが次々と続いていく雰囲気だ。そのほかのNetEase作品においても,「機動都市X」×「グランベルム」,「第五人格」×「ダンガンロンパ」などのコラボレーションが実施されている。
いまだ「難しいマーケット」と世界で言われる日本における成功パターンを,もしかしたらNetEaseは把握しつつあるのかもしれない。
参考:国产游戏出海,网易新创造了一项记录
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