Oculus VRを退社したネイト・ミッチェル氏が新たなゲームデベロッパMountaintop Studiosを設立

　Oculus VRの共同創設者であるネイト・ミッチェル（Nate Mitchell）氏が，新たなゲームデベロッパ「Mountaintop Studios」を立ち上げたと発表した。

「Mountaintop Studios」公式サイト

　設立メンバーとして，ミッチェル氏のほか，Double FineのCOOを務めたマット・ハンセン（Matt Hansen）氏，Naughty Dogのリチャード・ライアン（Richard Lyons）氏，そしてHidden Path Entertainmentのマーク・テラノ（Mark Terrano）氏が名を連ねている。ハンセン氏は「The Cave」や「Day of the Tentacle Remastered」，ライアン氏は「Uncharted」シリーズや「The Last of Us」シリーズ，そしてテラノ氏は「Counter-Strike: Global Offensive」などの開発に関わった経験を持つ，いずれも欧米ゲーム業界のベテランだ。

ネイト・ミッチェル氏

マット・ハンセン氏

マーク・テラノ氏

リチャード・ライアン氏

　オープンした公式サイトによれば，Mountaintop Studiosは「挑戦を渇望するプレイヤーに向けたマルチプレイタイトル」を制作するデベロッパとのことで，ボス戦をマスターするのに何時間もかかるような，征服するのが困難な作品を登山になぞらえて付けた名称のようだ。
　具体的なゲームについては発表されておらず，人材を募集している段階でもあるらしいので，我々がプレイできるようになるまでには時間がかかりそうだが，Mountaintop Studiosは，ゲーム開発に伴う「クランチタイム」（過剰な時間外労働）を排除し，協調的で包括的なチームを目指しているとのこと。

　2019年8月にFacebook（Oculus VRの親会社）を退社したことが伝えられたミッチェル氏。同氏の次の挑戦がどのようなものになるのか，気になる人はミッチェル氏のブログやMountaintop Studiosの公式サイトなどをチェックしてほしい。