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任天堂が経常利益6.8倍と大幅な増益。「あつ森」は1063万本を販売し,累計販売本数は2240万本に
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印刷2020/08/06 18:25

業界動向

任天堂が経常利益6.8倍と大幅な増益。「あつ森」は1063万本を販売し,累計販売本数は2240万本に

 任天堂は,2021年3月期の第1四半期(2020年4月1日〜6月30日)決算短信を,本日(8月6日)公表した。連結経営成績は,売上高が3581億円,営業利益が1447億円,経常利益が1503億円で,前年同期比は順に108.1%増,427.7%増,576.2%増と大幅な増収増益。親会社株主に帰属する四半期純利益は541.3%増の1064億円となっている。2021年3月期の連結業績予想については,2020年5月7日に公表したもの(関連リンク)から変更はないという。

※以下,画像は2021年3月期第1四半期 決算説明資料より

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 ゲーム専用機ビジネスの売上高は3445億円(前年同期比113.2%増)。ハードウェアの販売台数は568万台(前年同期比166.6%増。内訳はSwitchが305万台,Switch Liteが262万台),ソフトウェアの販売本数は5043万本(前年同期比123.0%増)となっている。
 当期には,5月発売の「ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション」が132万本,6月発売の「世界のアソビ大全51」が103万本の販売を記録し,前期までに発売されたタイトルも,1063万本の販売を記録した「あつまれ どうぶつの森」(以下,あつ森。累計販売本数は2240万本)を筆頭に好調な販売状況が続いているとのこと。当期のミリオンセラータイトルは9本(自社7本,他社2本)にのぼったという。

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 ちなみにデジタル売上高は前年同期比229.9%増の1010億円となり,ゲーム専用機のソフト売上高に占めるデジタル売上高の比率は55.6%となっている。
 なお,任天堂公式サイトの業績・財務情報 ゲーム専用機販売実績ページ(リンク)によれば,Switchの累計販売数量は6144万台,Switch用ソフトは4億667万本(いずれも6月末時点)。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響でSwitch本体などの生産に必要な部品の調達に一部支障が出ていたが(関連記事),その生産状況は概ね回復しているとのこと。

 モバイル・IP関連収入などによる売上高は,132億円(前年同期比32.7%増)。主にスマートデバイス向け課金収入が前年同期より売上を伸ばしたとされている。あつ森のプロモーションや発売による相乗効果などから,「どうぶつの森 ポケットキャンプ」iOS / Android)の稼働と売上が過去最大の規模になったほか,「マリオカート ツアー」iOS / Android)が順調に推移しているという。
 任天堂は2021年3月期の連結業績予想に関する説明で,モバイルビジネスでは,これまでに配信したアプリをより多くの人に継続して楽しんでもらえるよう運営に注力していくとしている。

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任天堂公式サイトIRニュースの「2021年3月期第1四半期決算短信」(※PDF)

任天堂公式サイトIRニュースの「2021年3月期第1四半期 決算説明資料」(※PDF)

  • 関連タイトル:

    Nintendo Switch本体

  • 関連タイトル:

    あつまれ どうぶつの森

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