“女性ゲーマー”にフォーカスした市場調査・分析記事がThink with Googleに掲載。いわく「女性がアジアのゲーム業界を変えている」

　マーケティングに関するトレンドやデータ，リサーチ結果を掲載しているThink with Googleに，市場調査やコンサルティングを行うNiko Partnersによる，女性ゲーマーにフォーカスした記事が掲載された（リンク）。

※以下，画像は当該記事より

　記事のタイトルは「世界で最も女性ゲーマーが増えているアジアで、ユーザーに楽しんでプレイしてもらうために重要なこと」。これは，Googleから依頼を受けたNiko Partnersが，保有するデータと市場モデルに基づいてアジアのゲーム市場を掘り下げ，女性ゲーマーが急増している現状や，女性ゲーマーが関心を持っているジャンル，プラットフォーム，より多様なユーザー基盤に訴求するための取り組みについて紹介しようという内容だ。

　それによれば，アジアでは近年，男性ゲーマーよりも女性ゲーマーのほうが増加率が高く，アジアの女性ゲーマーは2017年から2019年にかけて18.8％増えているという。2019年末にその数は約5億人となり，アジアの総ゲーマー人口（約13億3000万人）の38％を占めることとなった。そして2020年も，予測される総ゲーマー人口の成長率7.8％を上回る，14.8％の成長が見込まれているという。要するに，人口成長率の高い女性ゲーマーの動向が，アジアのゲーム業界を変える（変えている）というわけだ。


　記事では，女性ゲーマーは「より短時間で遊べるゲームを好む」「ゲーム機やPCに比べてモバイルゲームでの消費時間のほうが長い」「数あるモバイルゲームのタイトルやジャンルの中でも，MOBAやパズル，シューティングゲームを好む傾向」など，特有の習慣や好みに言及。そのほか，eスポーツにおける女性ゲーマーの台頭，女性ゲーマーを魅了するための4つの鍵などのトピックでデータを基にした分析が掲載されているので，興味のある人はぜひチェックしてみよう。

Think with Googleの「世界で最も女性ゲーマーが増えているアジアで、ユーザーに楽しんでプレイしてもらうために重要なこと」ページ