業界動向
Ubisoft Entertainment,“Far Cry 6”や“Rainbow Six Quarantine”などの2021年度内発売を明らかに
これは,前期と比較して46.1%の増収となる。「アサシンクリード ヴァルハラ」や「ジャストダンス2021」といった人気タイトルが堅調だったことに加え,巣ごもり需要でデジタルセールスは前年比28%増,デジタルアイテム販売は11%増,そして過去作品のセールスなどのバックカタログ分が15%増になるなど,多角的で手堅いパフォーマンスを維持した結果とのこと。
UBISOFT REPORTS FULL-YEAR 2020-21 EARNINGS FIGURES(pdfファイルが開きます)
なお,本年度(2021年4月1日〜2022年3月31日)については,発表済みの「Far Cry 6」「Tom Clancy's The Division: Heartland」「Prince of Persia: The Sands of Time」「Rainbow Six Quarantine」,そして「Roller Champions」などのタイトルのリリースを予定しており,年末に向けて新作の発表もあるはずなので,今後もUbisoft Entertainment関連のニュースで賑わうことになりそうだ。
また,開発遅延が何度も発表されている海戦アクション「スカル アンド ボーンズ」については,残念ながら2022年以降の発売が発表された。
レポートではまた,Ubisoft Entertainmentが今後も大型タイトルへの投資を継続するものの,新たに発表された独自ブランド「Ubisoft Originals」(関連記事)の強化を図っていくことも示唆されている。詳細は明らかにされていないが,インディーズゲームのサポートを行う「EA Originals」とは一線を画し,ほかのプラットフォームにはないオリジナルコンテンツを「Ubisoft Connect」(旧Uplay)で展開していくようだ。Free-to-Playタイトルとしてリリースされることが明らかになった「Tom Clancy's The Division: Heartland」が「Ubisoft Originals」の作品に当たるのかもしれない。6月12日にはデジタルイベント「Ubisoft Forward」がE3 2021の一環として開催される予定なので,その場でさらに詳しい情報が公開されるだろう。
- この記事のURL: