メガドライブ「ロックマン メガワールド」の北米版が互換カートリッジで初の物理化。処理落ちの改善も

　アメリカのゲーム周辺機器メーカー・Retro-Bitは2021年5月21日，「Mega Man: The Wily Wars - Collectors Edition」の予約受付を開始した。価格は69.99ドル/69.99ユーロで，予約の締め切りは6月21日。

　取り扱い店は北米向けのCastlemaniとLimited Run Games，欧州向けのfunstockやStrictly Limitedなど。詳細は公式サイトを参照してほしい。



　この製品は，Sega Genesis（北米版メガドライブ）および互換機向けカートリッジ「Mega Man: The Wily Wars」と，各種特典をセットにしたもの。「Mega Man: The Wily Wars」は，日本では「ロックマン メガワールド」としてカートリッジで発売されたが，北米ではSega Channel（ケーブルテレビ回線を利用したサービス）を使った配信タイトルとしてのみ提供されていた。そのため北米版「Mega Man: The Wily Wars」のカートリッジが製造されるのは今回が初となる。カートリッジの制作にあたってゲーム自体にも手が加えられており，処理落ちが頻発する問題をプログラム的に改善しているとのこと（なお「メガドライブミニ」収録版では，テラドライブ相応の10MHz駆動を再現することで処理落ちを解消している）。

　カートリッジはセガのライセンスを受けたものではないが，製品ページでは「Compatible with original and most 3rd party SEGA Genesis and Mega Drive consoles」（オリジナルおよび，多くのサードパーティ製Sega Genesis/メガドライブとの互換性を持つ）と謳われている。同梱される特典は，着せ替えジャケットや16×12インチのリバーシブルポスター，コレクションカード，スッテカーブックなどだ。

パッケージおよび内容物のイメージ

「Mega Man: The Wily Wars - Collectors Edition」製品情報ページ