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VRイベント「バーチャルマーケット2021」が本日開幕。“メタバース・シティ”をテーマにリアルな渋谷と秋葉原が仮想空間に出現
4Gamerで取り上げるのも今回で3度目となり,知っている人も増えたかもしれない。バーチャル空間内で,個人が制作した3Dモデルの展示・販売が行われるほか,企業ブースなどもあり,その場で直接販売ページにアクセスすることができる。
4Gamerではそんな「バーチャルマーケット2021」を先行体験する機会を得られたので,企業ブースが展示される「パラリアル渋谷」と「パラリアル秋葉原」の2つのワールドの見どころを紹介しよう。なお,「VRChat」についてや,バーチャルマーケットへの参加仕方は,過去のバーチャルマーケットの記事や,公式サイトを参考にしてほしい。
※記事内で使用している画像は,開催前に撮影された開発中のものです。実際の会場とは異なる部分があります。
「バーチャルマーケット2021」公式サイト
リアルとバーチャル世界が繋がる「パラリアル渋谷」
まず最初に訪れたのは,実際の渋谷駅前をモデルとしたワールド「パラリアル渋谷」だ。街なかには「八月のシンデレラナイン」や「千銃士」といったおなじみのゲームのポスターが貼ってあったり,「魔界戦記ディスガイア」のアバターが展示されていたりする。
中でも目を引く「シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK」ブースは,屋根の上に鎮座する巨大な雪泉が目印だ。今回は冬の装いとなった「雪泉」と「詠」のアバターを販売している。
なんでも“世界一初心者に優しいアバター販売”の形を研究しているとのことで,アバター向けのさまざまな設定が済ませてあるだけでなく,解説動画が付属しており,初心者でも5分でアバターのセットアップが分かってしまうそうだ。
このほかにもミニゲームとして雪合戦が遊べたり,的あてゲームで「トナカイカチューシャ」の3Dモデルをもらえたりと,前回以上の気合の入りようが感じられた。
もちろん,ゲーム関係以外にもさまざまなブースが設置されており,「BEAMS」ブースでは,初のオリジナルアバター販売を行っている。衣装は実際にBEAMSで販売されている洋服を着ており,ワールド内のポスターで実際の服と比較してみると面白い。
また,「大丸松坂屋百貨店」ブースでは,2700点以上にも及ぶ商品のカタログを見ることが可能で,年末年始の食卓を飾る“ごちそうグルメ”を,リアルな3Dモデルと合わせてチェックできる。
さらにバーチャルマーケット初の証券会社からの出展として「SMBC日興証券」ブースも設置されている。本ブースで楽しめるのは,なんと株価と連動したジェットコースターだ。2004年から2021年までの株価の上下を,そのままコースにしてしまったというなんともユニークなジェットコースターで,激しい株価の変動をその身をもって体感することができる。
ゲーマー御用達の企業も出展。「パラリアル秋葉原」
企業ブースワールドの2つ目となるのが,秋葉原駅周辺をモチーフとしたワールド「パラリアル秋葉原」だ。こちらのワールドには,前回に引き続き「GUILTY GEAR -STRIVE-」を展示している「アークシステムワークス」ブースや,「ドールズフロントライン」とのコラボをしている「東京マルイ」ブースが出展している。
アークシステムワークスは以前よりバーチャルマーケットにて,「GUILTY GEAR」のキャラクターモデルをアバターとして販売していたが,今回は「VRCで使用されているアバター向けの,GUILTY GEARキャラクターの衣装」を販売している。要するに“アバター着せ替え衣装”だ。
これは企業としては珍しい試みだが,今回の出展にあたってかなり勉強したとのことで,現在VRChatをプレイしている人の需要を考慮した出展になっているようだ。
また,ゲーマー向け家具ブランド「Bauhutte(バウヒュッテ)」やPCパーツブランド「玄人志向」など,ゲーマーにはおなじみかつ,秋葉原ならではといった企業も出展している。
バウヒュッテブースでは,同社の代表的なゲーミング家具を3Dモデルで多数展示しており,それらを自由に組み合わせて自分だけの“デスク秘密基地”が作れるカスタマイズ体験コーナーが楽しめる。バーチャルマーケット開催期間中,自作したデスクレイアウトを撮影してツイートすると,抽選で賞品がもらえるキャンペーンが開催されている。
玄人志向ブースでは,同社で販売しているPCパーツが多数展示されており,実際にPCパーツショップを訪れたかのような感覚を楽しめる。また,同ブース内にはカップルのゲーミング部屋をイメージしたエリアが併設されており,PCのカメラに映り込むことで,VTuberになりきって配信体験をすることができる。
このほかにも,さまざまなブースがあったが,特に印象に残ったのは「ローソン」ブースだ。言わずもがな,大手コンビニチェーン店のローソンだが,パラリアル秋葉原内に設置された店舗では,その場で撮影した写真をオリジナルパッケージにできる「オリジナルからあげクン」制作や,バーチャル空間で持ち運べるコーヒーを淹れられる「セルフコーヒーマシン」体験など,遊び心満載のブースになっている。
また,VTuberの「富士葵」「おめがシスターズ」「朝ノ瑠璃」とのコラボ企画も開催されており,それぞれのVTuberとのコラボ3Dモデル配布や,期間限定での「1日店長」などが実施されるそうだ。
今回の企業出展は約80社とのことで,もちろん本稿で紹介した企業以外にも,さまざまな企業が出展している。また,一般サークルは約600サークルが出展しており,こちらも企業ブースに負けず劣らずの見応えとなっていそうだ。
バーチャルマーケット2021は,本日から12月19日までの開催となっている。バーチャル空間でのイベントだが,VR機器がなくても通常のPCで参加できるので,興味を持った人は公式サイトなどから参加方法を確かめて,実際に体験してほしい。
VRイベント「バーチャルマーケット6」が本日開幕。企業ブースやサバイバルゲームなどさまざまな遊びを楽しめる“お祭り”に参加しよう
本日(2021年8月14日)10時から,28日23時までの期間,バーチャル空間で行われるイベント「バーチャルマーケット6」が開催される。数々の企業ブースが出展され,サバイバルゲーム会場が用意されるなど,新たな試みもある本イベントの見どころを紹介しよう。
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VRイベント「バーチャルマーケット5」が本日開幕! モデルの販売などで多数のゲーム企業も参加する,新たなイベントの形を体験してきた
本日(2020年12月19日)11時,VR空間で開催されるイベント「バーチャルマーケット5」がスタートする。今回,このイベントを先行体験する機会を得られたので,さまざまなゲームのモデルが販売されるなど,まさに“時代の先端”を感じられる会場の様子をご紹介しよう。
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「バーチャルマーケット2021」公式サイト
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