ここ最近，ゲーム業界の話題の中心になっているセガ。そのセガのPC部門が3月28日に放つのは，ドリームキャストで好評を博した，ホモロゲーションレースゲーム「SegaGT」のWindows版だ。PCではほとんど存在しない国産ハコ車のレースゲームなだけに，期待はひとしお。今回，唐突に画面を入手できたので，特別に公開しよう。ちなみに見ればわかるが，"バージョン0.815という極初期の開発バージョン"なので，そのつもりで見てほしい（正直いって，まだ画面は製品にはほど遠いのではないかと思う……アンチエイリアスなどもほとんどかかっていないし）。

　SegaGTは，DC版をやった人なら知っている，いわば"セガ版グランツーリズモ"とでもいうべき意欲作。登場メーカーは，ホンダ，日産，トヨタ，三菱，スバルなど国内9メーカー。そこに加えて，MAZDASPEED，RALLIART，STiなどのチューンメーカー8社など計17社（？）から合計140車種。軽自動車からGTカーまで，すべて実名で登場してくれる。
　おまけに13項目44パーツのチューンナップ，11項目24種類のセッティング変更やボディカラー調整などもできるという嬉しい仕様。自分のクルマを好みのスペックに仕立て上げるのも思いのままだ。ちなみにコースは，変化に富んだ22コース。上下2分割で2人同時プレイもできるというコンシューマ出身らしい嬉しい特徴も備えている。

　そして最大の特徴は"自分だけのオリジナルカーを作れる"というところ。「そりゃそうだろ，それだけチューニング項目があれば」と思うかもしれないが，コチラはまったくのオリジナルが作れるのだ。チョイスできるのは，
・ボディタイプ/ボディカラー
・エンジン（直列，水平，ロータリー）
・加給機（NA，ターボ，スーパーチャージャー）　　※昔のマーチみたいに両方積めるのだろうか？
・排気量
・駆動形式/トランスミッション
・タイヤ/ホイール
など多岐に渡る。まさにゼロからオリジナルマシンが作成できるというわけだ。

　ネットワーク上で最高速や最速ラップなどを競うランキングイベントなども開催する予定のこのゲーム，レースゲームファンなら注目すべし！　今後とも継続して情報を流すのでお楽しみに。
　最後に，現在確定しているスペックを以下に記しておこう。
正式名称：SegaGT Homologation Special
発売予定日：2001年3月28日
予価：7800円（CD-ROM2枚組）
動作環境：Windows 95/98/Me，PentiumII/300MHz以上，メモリ64MB以上，空きHDD容量500MB以上，DirectX 7.0a以上

C SEGA CORPORATION, 2000