ブルースフィアの開発中止に | - 04/02 11:16 |
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βテスト募集までしていたのに,結果的に残念な結果になってしまった「ブルースフィア」。これでまた一つ国産ネットワークゲームが消えてしまった。公な理由は「度重なる開発期間の延長にも関わらず,予定されたクオリティに達することができなかったため」となっている。 オリジナルネットワークゲーム開発のハードルは果てしなく高い。直接的な開発費やサーバー管理費などもさることながら,事実上最も難しいのは"クオリティのキープ"だろう。 日本の(日本に限らないが)普通のゲームユーザーが見たことがある大規模なネットワークゲームというと, ・ディアブロI&II ・ウルティマ オンライン ・Age of Empiresシリーズ ・Phantasy Star Online ・EverQuest(コア気味だが) ・Counter-Strike(同じくコア気味だが) といったあたりだろうか。 後発である以上,最低でもこれらの作品と同等のクオリティである必要がある。しかし考えるまでもなく分かると思うが,「必要がある」などと気楽に書くような問題ではない。ここが果てしなく難しいのだ。 ネットワークゲーム開発にかかる手間は,シングルゲーム開発の比ではない。 大半の国産メーカーは未体験であろうネットワーク周りの開発,サーバー設置,高速回線導入,管理者の配置,パッチの開発,ユーザーサポート,シングルの数倍であろうバランス取り……。しかも国内プレイヤーは,"超一流"の作品ばかりを見てきている。目が肥えたユーザーを振り向かせるほどの作品を作れるのかどうか,国内PCゲームメーカーにはぜひともがんばってもらいたい。日本語で,日本のサーバーで,普通に遊べるゲームが一番いいに決まっているのだから。 将来的には,でいいのだが,ネットワークゲームを海外から持ってくる場合も国内サーバーを立てる義務があると考えるのだが,どうだろう。サーバー周りも商品の内容に含まれると思うのだが。ping500の世界で遊べといわれても……。 |