[E3速報#5]Age of Mythology - 05/18 22:23


・完全3Dとなって第三の"Age"シリーズが登場だ!
 "リアルタイムストラテジー"というジャンルを日本に根付かせたタイトルといっても過言ではない「Age of Empires」シリーズ,そして,そのシリーズ最新作となる「Age of Mythology」(以下,AoM)は,日本でも最も期待度の高い作品の一つだ。
 正式な発表から日が浅いにも関わらず,E3では操作が可能な(まだプレイアブルとまではいかないが)バージョンが早くも展示されていた。AoMは,最新のゲームらしく完全に3D表示化されており,その画面は非常に美しいものだった。浜辺にうちよせる波のアニメーションなどには素直に感嘆の声を上げてしまったほどである。そのほか,各種のエフェクトはこれまでのシリーズとは完全に一線を画す派手めなものが多くなっているようだ。また,気がかりだった3D化による操作性,認識性への影響だが,どうやら杞憂に終わりそうな雰囲気であった。そのあたりは開発者も十分に承知していたのだろう。

・新しい資源は"信仰心"
 今回は"神話の時代"というタイトルの通り,前作の「Age of Kings」より若干遡った年代がゲームの舞台となっている。基本的なシステムは今までのものを踏襲するようだが,「食料」や「材木」といった資源の他に,今回は「信仰」という資源が追加されている(資源の扱いなのだ)。これは,自国の民衆が自分たちの人種が信奉する神への貢献度を表しており,これを貯めることによって,神の奇跡(魔法のようなもの)を発動させたり,神のユニットである様々なクリーチャーを生産できるようになる。一歩間違えるとBlack&Whiteのようだが……。
 プレイヤーは,「エジプト」「ギリシア」「ノース」(バイキング)といった特徴ある全9種類の文明を選択することが可能で,エジプトは太陽神「ラー」,バイキングは雷神「トール」など,それぞれの文明で信仰する神なども違う。それぞれの文明,それぞれの神で使える奇跡や生産できるクリーチャーなどが違い,これまでのシリーズと同様にバリエーションに富んだゲーム展開を楽しむことができるようだ。

・細かいシステム強化が長期人気の秘訣?
 ファンから注目されている"時代"の種類だが,今回は全部で3つの時代を股にかけて戦うことになる。残念ながらまだ時代の正式な名称は決まっていないとのことだったが,時代が4つから3つへと変更されることがゲームの展開にどう影響するのかは興味深いところである。またAoMでは,マルチプレイの人数が,前作の8人から16人へと変更されている。その影響もあるのか,今作におけるゲームテンポはこれまでのシリーズよりも若干速く設定されているようだ。
 細かい変更点や目に付く追加システムなども多く,プレイアビリティの向上を徹底させている姿勢はさすがとしかいいようがなかった。間違いなく期待してよいタイトルとなるだろう。なお,山のように情報を仕入れてきたので,詳細に関しては後ほど別途報告していきたいと思う。続報を待て!


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