任天堂から発売されているファミリーコンピュータ(ファミコン)は,もはやここの読者には説明不要だろう,家庭用ゲーム機の先駆けとして大ヒットした。それこそ山ほどのタイトルが発売され,現在のコンシューマゲーム市場の基盤を担っていたといっても過言ではないだろう。
そんなファミコン世代が狂喜乱舞するのが,ULTRA2000で登場する
「サンソフトクラシックゲームズ」シリーズだ。あの懐かしの,繰り返し何度も何度も遊んでしまうようなゲーム達が収録されている。ファミコン参入
第一弾となるスーパーアラビアンから,第六弾のマドゥーラの翼まで(第二弾のルート16ターボは収録されていない,残念)がその内容だ。
「サンソフトクラシックゲームズ1」「サンソフトクラシックゲームズ2」共に
発売は6月29日予定で,値段は各2000円。
■サンソフトクラシックゲームズ 1・スーパーアラビアン(画面は上段右)
古代ペルシャの王子"アラビアン"を操って,捕われの王女レイアを救い出すというアクションゲーム。アラビアンの攻撃方法のキックを駆使しながら,魔法の壺を集めてステージをクリアしていく。
アーケードゲームの"アラビアン"の移植版で,サンソフトのファミコン参入第一弾ゲームでもあった。
・マドゥーラの翼(画像は上段真中)
所有すると世界を支配できるという"マドゥーラの翼"は,ラメール一族によって代々守られてきた。しかし「ダルトス」が一族を裏切り,翼を奪ってアレクス城に要塞を築き始めたのだ。
プレイヤーは,ラメール族唯一の生き残りである"ルシア"となって翼を取り戻すという横スクロールのアクションRPGだ。アイテムによって成長するというRPG的な要素が結構面白い部分だ。
・アトランチスの謎(画像は上段左)
地殻変動によって突如姿を現した,謎の大陸アトランティスに向かった探検家ウィン。そこは古代帝国の復活を狙う悪の帝王"ザヴィーラ"が待ち受けていた。ウィンの武器である小型爆弾をうまく使いながら謎を解き明かしていくアクションゲーム。難易度が高いが,当時,クリアを目指してとことんプレイした人も多かったゲームだ。
■サンソフトクラシックゲームズ 2・東海道五十三次(画像は下段右)
花火職人の"カン太郎"を操り,かんしゃく玉を手に江戸を目指すという横スクロールアクションゲーム。途中には,カン太郎の花火の製造法を鉄砲作りに悪用しようとした井ノ国屋 剛左衛門からの刺客が襲い掛かってくる。大江戸,隅田川で花火を打ち上げることが目的だ。
・いっき(画像は下段左,中)
江戸時代の悪代官を懲らしめるために立ち上がった"権べ"と"田吾"。忍者や腰元の攻撃を鎌で倒しながら,小判を集めて代官屋敷へ向かうというアクションゲーム。全方向(上下左右)にスクロールし,2人同時プレイできるのが特徴だった。これもゲームの難易度は高めだが,繰り返し遊んでしまうという中毒性を持っていたソフトの一つだ。隠れた名作。
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