先日「ここ」「ここ」「ここ」などで，クリエイティブメディアの新サウンドカードSound Blaster Audigyを掲載したわけだが，同社は次なるサウンドカードを出してきた。ちょっとタイミング的にはどうかと思うが，Sound Blaster Live！シリーズの新製品だ。

　このたび新発売されるのは，
・Sound Blaster Live! 5.1 for DOS/V　8800円
・Sound Blaster Live! 5.1 Digital Audio for DOS/V　1万1800円
の2製品。発売は9月上旬から。

　その名のとおり5.1chサウンド対応のサウンドカードで，ゲーマーにお馴染みのEAX機能はもちろんそのままに，恒例のEMU10K1を搭載している製品。
・ドルビーデジタル対応DVDムービーを，ソフトウェアデコードでシアタークオリティで再現
・CMSS（Creative Multi-Speaker Surround）により，ノーマルなステレオサウンドを5.1chサウンドにアップミックス可能
・光デジタル/同軸デジタル入出力モジュールによるノイズレス・ハイクオリティ・デジタルレコーディングと再生が可能（Digital Audio版のみ）
などの特徴をもっている。

　SB Live！シリーズが5.1ch対応で低価格になるのは確かに嬉しいことだが，Audigyの直後に出さなくてもなぁ，という気もしてみたり。まぁゲーマーなら，最新技術EAX ADVANCED HDに期待してAudigyを買うのがいい感じかも。一番安い製品なら，定価ベースで1万9000円程度だし。
　新EAXの対応ゲームが一つもないので，おそらくはAudigyの価値Upを狙って先行で発表し，日を置いて今回のLive！シリーズの発表となったのだろうと邪推してしまうこのタイミング。そこまでサウンドにこだわってない人（しかもAudigy買っちゃった人）から見ると，ちょっと気分良くないかも。
　まぁ当サイトをしょっちゅう見てくれているようなゲーマーな人は問題ないだろう。確かに，最安値モデルでも"定価ベースで8000円"の価格上乗せになってしまったが，それは将来への投資ということで……。