クリエイティブメディアが本日（2001年12月3日）より，3D Blasterシリーズのビデオカードの新製品「3D Blaster GeForce3 Titanium 200 AGP 64MB」の発売を開始することを発表した。

　その名のとおりビデオチップには，nVIDIAの最新グラフィックスチップ「GeForce3 Ti200」を搭載。本サイトの読者ならすでにご存知だと思うが，「GeForce3」ビデオチップの下位モデルにあたるTi200は，DirectX 8.0に完全対応するGeForce3をベースにしている。デチューンを施してクロックを低く押さえることで，エンドユーザに届きやすい価格帯を実現したいわば「廉価版」だ。

　GeForce3より"ホンの少し"だけ劣るテクセル性能とビデオメモリの大域幅であるが，そのパフォーマンスは文句無し。3万円を割ってきたDirectX 8.0に完全対応するビデオカードとしては，素晴らしいコストパフォーマンスだといえよう。400MHz動作の64MB DDRメモリを搭載するなど基本性能の高さはGeFoece3譲りなので，キツめのゲームの実行にも申し分ないスペックといえるだろう。
　さらに，最近徐々に需要が増しているデジタル出力，DVIコネクタも標準装備されていて，対応ディスプレイと組み合わせることによって，よりクリアな映像が楽しめるようにもなっているのも見逃せない。

　GeForce3 Ti200を搭載したビデオカードが登場した初期のころ，GeForce3とコアチップの刻印がまったく同じに見えることから「GeForce3 Ti200の皮をかぶったGForce3だ」などという噂がちらほら流れたこともあったが，今回のビデオカードの性能はいかがなものか，ぜひユーザの自身の手で体験してみては。

　なお，性能などの詳細は，クリエイティブの公式サイトの「ここ」を参照してほしい。(Gueed）