この作品は，交易のルートの整備を行ないながらさまざまな物資を取り引きし，商業界における覇権の確立を目指す。最初は米や生糸といった基本的な物資を扱うが，次第に工芸品，各地の特産品などを扱えるようになり，各地域の物資の価格差を利用して利益を上げていく。また，古代〜産業革命期の約4000年もの期間を題材にしており，それぞれの時代に適した交易品や交易手段を選んでいくことが重要な要素となるようだ。

　奥深い内容を持つ半面，細々としたシステムの分かり難さが難点の"ちまちま系"の作品なだけに，クオリティの高いローカライズで定評のあるメディアクエストからの発売は嬉しいところ。一人でじっくりと遊ぶタイプのゲームを探している人はぜひチェックしておこう。2001年E3で見たときに地味ながらも面白そうだったので，アイドス・インタラクティブに「やるんですか？」と聞いたら（当時は）悩んでいるようだった。メディアクエストから登場することになろうとは。
　ちなみに，当サイトの「ここ」に英語版の体験版が掲載されているので，興味がある人は今すぐダウンロードしてみるべし！　追って日本語版の詳細をお伝えできると思うので，お楽しみに。（TAITAI）