[E3 2002#79]久々のフライトコンバットシム「Strike Fighter:Project 1」が公開 | - 05/28 22:08 |
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今回のE3では,Microsoftから発売予定の「Combat Flight Simulator 3」ばかりがスポットを浴びているが,逆にいえばCFS3しか注目タイトルがないのだろうか。……と思っていたら,シミュレーションゲームの販売元としての知名度がメキメキ上昇中のStrategy Firstのブースで,「Strike Fighters:Project 1」が公開された。開発を担当しているのがThird Wire Productions社で,「European Air War」や「Jane's Longbow 2」などをデザインした日本人開発者,Tsuyoshi Kawamotoが率いるチームである。 Strike Fightersで登場する機体は,たった4種。物足りない気はするものの,量より質でカバーするというのが開発者の意気込み。そのラインアップは,ベトナム戦争期に活躍した60年代後半の戦闘機ばかりで,F-100 Super Sabre,F-104 Starfighter,A-4 Skyhawk,そして当時最強として認知されているF-4 Phantom IIとなる。ドッグファイトが楽しめるギリギリの最新鋭ジェット達だ。またプレスリリースによると,MiG-17,MiG-19,MiG-21に代表されるロシアのミグ型戦闘機と死闘を演じるほか,Tu-22,Su-27,IL-28,An-12なども登場する予定になっている。 Strike Fightersはダイナミック・キャンペーン方式を採用しており,時代を追って戦っていくようなスタイルになる。最初は,レーダーやミサイルを搭載していないF-100 Super Sabreから始まり,キャンペーンをこなしていくうちに新しい技術や機種が登場してくる。もちろん,敵の技術も発展していき,「MiG-21を追撃しながらもSAMの砲火を潜り抜けていくような状態もあるだろう」とのことだった。空軍パイロットとしてメダルを増やしていくだけでなく,プレイヤーキャラクター自身が成長していくような"雇用兵モード"も用意されているのが新しい。賞金を稼いで次のミッションで必要な燃料や武器を購入していくというのが,ロールプレイングゲーム的である。 グラフィックス性能も高く,DirectX 8.1に対応したStrike Fightersは,32ビットのテクスチャカラーをサポートし,もちろんバンプ・マッピングや反射光付きのエンバイロメンタル・マッピングなどにも対応している。また,一機につき5000ポリゴン程度でモデリングしているという。 CFS3のようにフレキシブルなデザインにしており,すでにフランスのMirageIIIでミッションを作るサードパーティも名乗りを上げている。日本での発売は未定だが,北アメリカでは今年8月にリリースされる予定だ。(Okutani) (C)2001 Strategy First Inc. All rights reserved. Strike Fighters: Project 1 is a trademark of Third Wire Productions. All rights reserved. All other trademarks and copyrights are the properties of their respective owners. |