開発順調! 「三國志 Battlefield」記者発表会が開催 - 07/05 19:38

 本日2002年7月5日,コーエー本社ビルの特別室にて,コーエー初の本格RTS「三國志 Battlefield」の記者発表会が行われた。
 一般のメディアにプレイアブルな(遊べる)バージョンが公開されるのは初めてということもあり,PCゲーム1タイトル,しかも2度めの発表会にも関わらず,60人以上の取材陣が集まる大規模なものとなった。
 さて,まずはコーエーの発表会で恒例の,シブサワ・コウ氏の挨拶から始まった。興味深かったのは,この三國志 Battlefield,そしてプレイステーション2用ソフトとして開発中の「信長の野望 ONLINE」に引き続き,来年にまた違うネットゲームを何本かリリース予定という話。シブサワ・コウ氏曰く,一つはジャンルもまた先述の2作と違うもの,つまりRTS,MMORPG以外になるということだったのだが,果たしてどんなゲームになるのだろうか?
 その後,コーエーのネットゲーム全般を纏めている松原健二氏,そして三國志 Battlefieldのプロデューサーの上野彰三氏が,ゲームの開発状況を語った。
 ……とはいえ,当サイトとしては先月コーエーに伺って聞いた話ばかりだったので(その内容は,Previews「こちら」に掲載),新しく判明した点に絞ってお伝えしよう。

 三國志 Battlefieldのロビーサーバーは,従来のコーエー作品で使われていたテキストベースのものを使わず,「ダイナスティロビー」と呼ばれるグラフィカルなものになる。
「ロビーでも三国志を演出しています」
と上野氏が語ったように,ロビーは"洛陽の町"という設定になっている。ここでプレイヤーは自分のキャラクターを操り,ほかのプレイヤーのキャラクターと会話を楽しんだり,対戦相手を見つけたりするわけだ。対戦相手が見つかれば,一緒に「酒家」に入って三國志 Battlefield本体のゲームスタートとなる。
 また,このキャラクターはゲームの結果によって成長していく。成長は官位によって表されるので,最初に最高の官位(皇帝?)に誰が最初にたどり着くのか? といった楽しみもあるだろう。そのほか,仲のいいプレイヤー(「義兄弟」と呼ばれる)がオンラインになると分かる機能や,メール機能もあるなど,MMORPGでよくあるコミュニケーション機能はほとんど用意されている。つまり極端にいえば,このロビーは"戦闘が三國志 Battlefield"のMMORPGなのである。

 今後のスケジュールだが,まず2002年7月10日からβテストが開始される予定だ。そして7月下旬には,海外でのβテストも始まるとのこと。開発は順調で,予定通り8月末には日本,韓国,台湾で同時に発売されるようだ
 価格は未定で,おそらくパッケージ料金とは別に月額利用料が必要となるだろう。

 ところでこの発表会のあと,取材陣が実際に三國志 Battlefieldで遊ぶことができたのだが,30分経っても1時間経っても,みんな帰らずに遊んでいたのが印象的だった。(Iwahama)

 なお,三國志 Battlefieldについての情報は,当サイト内の記事をまとめた「こちら」からどうぞ。


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