昨日秋葉原NECCAで行われた編集部対抗イベントで，カプコンは全世界で大ヒット中のリアルタイムストラテジゲーム「Warcraft III」の完全日本語版を，9月27日に発売すると発表した。WindowsとMacintosh両対応のハイブリッド版で価格は9800円。

　いまさら語るまでもないがWarcraftは，あのDiabloシリーズで有名なヒットメーカーBlizzard Entertainment社の抱える人気シリーズの一つで，PCゲーム界の金字塔的な作品である。
　最新作となる"III"では，初のフル3D化を果たし，滑らかなユニットアニメーションやド派手なエフェクトの戦闘表現が可能になっているほか，よりスリリングなゲーム展開を望める素晴らしいシステムを搭載するなど，ファンの期待に応える完成度の高さはさすがに世界的な注目作。RTSファンのみならずともぜひ遊んでみて欲しいタイトルだ。当サイトの「ウォークラフトIII」に関するすべての記事は「こちら」からどうぞ。

　日本語版は英語版の元の雰囲気を崩さないよう，音声はそのままにテキストだけが日本語化され，洋画を見るような感覚でストーリーを楽しむことができる。また，日本語版のパッケージには比較的国内で受けのよさそうなナイトエルフを採用し（というよりオークはあんまりだったし），付属のマニュアルのページ数を大幅に増やして各種族のストーリーなどをしっかりと翻訳して追加。英語版オリジナルのページ数に近づいた。また初回生産分には，forGamer制作/監修の「ウォークラフトIII攻略ガイド」（40ページ超）や六つのオリジナルMAPが入った特製CDが付いてくるなど，ボリューム感のある内容となるようだ。

　シングルキャンペーンも非常に作り込まれている作品なだけに，日本語版の発売は待ち遠しい限り。日本語版待ちというプレイヤーは，来たる9月27日まで首を長くして待とう。