ATIが,グラフィックスボード製品ラインアップに「RADEON 9700 PRO」を追加 | - 08/19 20:28 |
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先日「こちら」で,プレスカンファレンスの模様をお届けした,ATIの「RADEON 900(PRO)」および「RADEON 9700」。NVIDIA「GeForce」シリーズの競合製品として期待がかかるRADEONシリーズだが,本日,同社のリテール製品ラインアップに「RADEON 9700 PRO」塔載グラフィックスボードが追加されることが明らかになった。 「RADEON 9700 PRO」は,RADEON 9700のVPUをベースに設計されているRADEONシリーズのフラッグシップモデル。8本のパラレル・レンダリング・パイプラインの実装,DirectX 9.0やAGP 8Xのサポート,プログラミング可能な浮動小数点アーキテクチャが特徴のグラフィックスチップだ。以下に,製品の概要を記載しておこう。 ■「RADEON 9700 PRO」製品概要 ・128MBのDDRメモリ ・デュアル・ディスプレイ仕様でVGA,DVI-Iおよびs-video用コネクタを装備 ・325MHzのエンジンおよび620MHzのメモリ・クロック ・WHQL(Windows Hardware Quality Labs)認定のドライバおよび,HYDRAVISIONデスク トップ管理ソフトウェアを含むCATALYSTソフトウェアサポート ・SMARTSHADER 2.0,SMOOTHVISION 2.0,HYPER Z III,VIDEOSHADERなどの, ATIのオリジナルテクノロジーを実装 同製品は,2002年8月19日より販売代理業者向け出荷が開始される予定。また,8月下旬より,ATIのボード事業パートナー各社から出荷予定とのことだ(小売価格は399ドル)。 「RADEON 9700 PRO」は,「QuakeCon 2002」の公式グラフィックスカードに選定,さらに,「Return to Castle Wolfenstein」トーナメントにも供給される(余談だが,ATIのQuakeCon 2002への出資は10万ドルにおよぶという)。 GeForce4 Tiシリーズへ真っ向から勝負を挑んだ形のRADEON 9700シリーズ。バリバリの3Dゲーマーならかなり注目しているであろう,この対決だが,机上のスペックだけを追うならRADEONがちょっぴり優勢……か。だたし,それは2002年8月19日現在のこと。NVIDIAは最新グラフィックスコアNV30のリリースを控えていることだし,ますます目が離せない2002年後半になりそうだ。(Gueed) |