[ECTS 2002#01]EA PLAY-01「ECTS 2002前座イベントEA PLAY開催!」 | - 08/29 16:59 |
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ヨーロッパ最大のゲームイベントECTS 2002に先駆けて,Electronic Arts社(以下,EA社)がメディア関係者を招き"EA PLAY"を開催した。 会場となったのは,ロンドン近郊にありソフトウェア開発や携帯電話産業で賑わうサリー郡なのだが,行ってみると高いビルの見えない片田舎な印象も受ける。会社ビルは樹木と池に囲まれているものの,ほかに出歩けるスポットがないような場所なのだ。 EA社は,FIFAシリーズなどのタイトルがフラッグシップとなっており,現在はイギリスでも有力な販売元として君臨している。ただ,この時期はビジネス目的のトレードショーに出展する見返りは少ないとして,EA社は毎年ECTSへ参加していない。それでもヨーロッパや近隣諸国から集まってくるメディアへのサービスはしっかりと考えており,このEA PLAYも毎年恒例のイベントとなりつつあるようだ。とくに今年のEA社は,PCからゲームボーイ アドバンスまでプラットフォームに限らず発売するタイトルを数えると,なんと68作ものソフトをクリスマスシーズンまでに発売する予定なのだという。それだけに,今回のEA PLAYも熱のこもったイベントになっていたのだ。 これに続く記事では,EA PLAYで発表された全タイトルのうち,PCゲームでの発売が予定されている10作に限定して紹介していくが,基本的にはどれもE3 2002で公開もしくは制作発表が行われたものばかり。しかし,「Command & Conquer:Generals」や「007:Nightfire」などのソフトを実際に試せたのは収穫だ。 そのほかPCではないが,EA社としては初めてのラリーレーシングゲームとなるプレイステーション2用の「SHOX」が目新しく,多くの注目を引いていた。SHOXは,発売はおろかまだテストドライブさえ行われたことのないというポルシェの新機種Cayenne(カイエン)のライセンスも受けているということだ。(Okutani) <写真左> EA社の正面ドア前に飾られていたAston Martin。1階部分はソフトの展示目的のためだけに作ったといわんばかりの広い空間になっている <写真右> 夜にもなると,さまざまな色のライトが当てられてイベントも佳境に入ってくる。新作や目玉ソフトの発表に加え,参加者による「SHOX」を使ったタイムアタックなどのイベントも行われた |