[ECTS 2002#02]EA PLAY-02「Medal of Honor:Team Assault」(仮題) | - 08/29 18:10 |
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「Medal of Honor:Team Assault」は,「Medal of Honor:Allied Assault」 の主人公,ジェームス・バーンズが駆け抜けた第2次世界大戦ヨーロッパ戦線の後期を描いたものだ。シングルプレイヤーモードでは,オーバーロード作戦やバルジの戦い,そして陥落目前のベルリンまでが九つのミッションに分かれて用意されており,雪原の続くノルウェーやナチスドイツの中央部に至るまで侵攻していく。 映画「プライベート・ライアン」を手がけるなど,ハリウッドでは戦争演出のアドバイザーとしてトップクラスといわれるデイル・ダイ氏を起用しているだけあり,本作はスクリプト化されたムービーシーンなどもさらに迫力あるものとなっていた。テストプレイしてみた限りでは,移動中のタンクの上でマシンガンを乱射していて,雪に突っ込んで身動きが取れなくなったところをロケット砲に狙われるシーンや,敵地へパラシュートで降下していくシーンなどもムービーと組み合わせて効果的に演出されていた。 本作はナチス軍を追い詰めているという設定で,それに合わせて米軍だけでなくイギリス兵やロシア兵も登場している。となると当然武器も追加されていて,イギリス軍のエンフォード・マーク1やロシア軍のサブマシンガンなどが使用可能になった。なお。サブマシンガンは土嚢のうしろに設置して迫り来る敵に掃射することもできるが,そのためには3秒ほどの設置時間がかかるという憎らしいリアリティも持っている。また,赤い煙幕で敵を撹乱するスモークグレネードなども確認できた。さらに実際にゲーム中で使用することはできなかったが,ロシア軍との協力ミッションではスピルバーグ映画さながらの"スティッキーボム"という文字も見えた。 マルチプレイヤーモードにも相当な改良が加えられているとのことで,よりチームで行動することを念頭に置いたマップが12種類も制作されている。グラフィックス面での改良点はさほどないようだが,キャラクターのスキンテクスチャは一新されて細かいものになっていた。(Okutani) |