コンシューマゲームメーカーのアイディアファクトリーが，PCゲームをリリースする。そのゲームタイトルは「フィールド オブ カオス 〜戦慄のアースノヴァ〜」。ファンタジー世界を背景にもつRTSで，同社が運営しているMMORPG「キングダム オブ カオス」の外伝的な作品といったところだろうか。
　これは対戦を主眼に置いたRTSで，ネットワークを通じて最大8人同時対戦が可能。あるいはCPUに最大7人分のプレイを担当させることもできる。オフラインでCPU相手にゲームを楽しむこともできるわけだ。

　「フィールド オブ カオス」のユニークな点は，ゲームの主目的を"お金"においている点。普通のウォーRTSが純粋に敵勢力の武力的な殲滅を目的としているのに対して，「フィールド オブ カオス」の勝者は"所持金が最も多い者"なのである。もちろんほかのRTSと変わらず戦闘要素も備えており，全滅させることで勝利をつかむこともできる。

　お金を稼ぐことが目的というだけあり，ほかのRTSではあまり見られない"商業"と"農業"という要素が重要になってくる。商業はチーズ，真珠，珊瑚などの交易品を仕入れ，販売することで収入を得るというもの。これは交易品によっては莫大な利益を上げられる手段となる。一方の農業は，アムアムの実やエルネルの実といった農作物を育てることで利益を生む手段。これは一度植えてしまば自動的に育つので，土地さえ確保できれば常に一定の収入が得られる。

　「キングダム オブ カオス」でもお馴染みの個性豊かなキャラクター（勢力）が12人登場する。それぞれ得意とする戦術が異なってくる。商業が得意な者，農業に強い者，戦闘を好む者などさまざまな特色があり，参加する勢力によってゲームの流れもガラリと変わってきそうだ。

　購入方法はちょっと変わっており，公式サイトからメールで直接オーダーするか，「キングダム オブ カオス」のゲーム内で発注することもできるという。ちなみに「キングダム オブ カオス」を通じて注文すると，申し込んだキャラクターに特典を予定しているとのこと。10月21日〜11月5日までが先行予約，11月5日から購入受付で11月18日に購入受付終了。商品発送予定は12月11日を予定している。価格は3000円と，かなりお買い得。