三国志の時代をテーマとした，多人数参加型オンラインウォーシミュレーション「武勇伝2 三国幻想記」。先ごろ「こちら」で詳しく紹介しているが，つまり敵味方あらゆる武将を人間がプレイしているという戦国シミュレーションだ。10月末でβテストを終了し，本日11月6日14時から正式サービスを開始した。クライアントソフトは公式サイトから無料ダウンロード可能，サーバ接続料金は月額1500円。無料登録を行なうと14日間の無料体験期間がついてくる。その無料期間中に正式登録に移行すれば，キャラクターデータをそのまま引き継ぐことが可能だ。

　「武勇伝2」は，一人の武将となって中国大陸の統一を目指すウォーシミュレーション。ゲームは内政モードと戦争モードの二つから成り立ち，国力を増強して戦争を繰り返し，領土を広げていく。ゲームはどちらのモードもリアルタイムで進行するため，のんびりしているプレイヤーから敗北していくことになる。正式サービス開始に伴って"同盟"や"遷都"などの戦略コマンドも解禁となり，プレイヤー同士の協力など幅広い戦略が可能になったようだ。

　今のところ「官渡の戦（初級編）」「三顧の礼（初級編）」「劉備入蜀（初級編）」「洛陽炎上（中級編）」「偽帝の落日（中級編）」「赤壁の戦（中級編）」という6本のシナリオが用意されている。初級と中級では難易度や成長率に違いがあるうえ，武将がある程度成長すると初級シナリオには入れなくなる。だから強力な武将がいつまでも初級シナリオに居座る心配はほとんどなさそうだ。今後の利用状況やバランスなどを見て，上級編や超級編といったシナリオが用意される予定もあるという。

　プレイヤーが最初に作成できる武将タイプは3種類用意されている。途中変更はできないので，自分のプレイスタイルに合わせてチョイスしよう。
・武将タイプ：武力が高く，一騎討ち時の戦闘力にボーナス
・知将タイプ：知力が高く，伏兵状態での攻撃力にボーナス
・女将タイプ：バランス型で，統率可能な兵士数にボーナス
　なお，"女将タイプ"というのは正式サービスから新たに加わったタイプ。顔グラフィックは何やら美形が多く，三国志ってお髭モジャモジャだからイヤ〜ンという女の子や，女性キャラがいないネットゲーなんて遊ぶ気ゼロ！　という男性の方々でも安心して（？）遊べるのだ。
　武将は戦争や内政コマンドを重ねるごとに能力が成長し，上昇した分は一つのシナリオが終了した後も蓄積されていく。公式サイトでは武力や知力などの武将ランキングが公開されており，各種パラメータが現時点で最も優れた持ち主を随時チェックすることができる。猛将，智将として頂点に立つのは，このゲームの真の目的といえるだろう。

　なお，プレイするには正式版クライアントが必要。これから初めて遊ぶ人は，そのままダウンロードしてインストールすればOK。すでにβ版クライアントがインストールされている人は，同じく正式版ファイルをダウンロードして実行すれば自動的にβ版からアップグレードされる。まぁ，何はともあれ2週間もタダで遊べちゃうのだ。三国志フリークの人もそうじゃない人も，まずはプレイしてみよう！（Kawamura）