セガの大人気タイピングソフト最新作「ゾンビ打 ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2003」(以下，TOD 2003)が，12月5日に登場する。「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド」はガンコンの代わりにタイピングでゾンビの大群に立ち向かうゲームとしてゲーセンに登場し，タイピングソフトの楽しさを世間に知らしめた作品。作りこまれた数々のゲームモードはそれまでのタイピングソフトの常識を塗り替え，PCでも10万本を越える大ヒットを記録している。真剣な顔でゾンビと戦う登場人物が，銃の変わりにマシンとキーボードを携帯して歩いている姿がユーモラスだったり，ようするに真面目に作りこんでありシリアス風なのだが，よく見ると非常に笑える作品となっていたりもする。

　SEGA PCからWindows用に発売される「TOD 2003」は，多数収録された従来のゲームモード("Arcade Mode" "Original Mode" "Boss Mode"など)に加えて，追加される新モードが目玉となっている。その新モード"VS Expert Mode"は，日本全国に実在する8人のタイピングマスターと対決する超上級者モード。ほかにも「TOD 2003」では"Master Mode"も搭載しており，これは入力速度養成，正確性養成，反射神経養成を行なう上級者訓練用のモードだ。ドリルモードでは物足りなくなった人は，こちらで腕を磨こう。また収録されている出題ワードが，最新流行語をからめてかなり(全体の半数という話)入れ替えられた模様。ゾンビが迫りくる中で"湯けむりバラバラ時刻表"とか"服はママに買ってもらってます"など腰砕けな言葉を入力していくというのも，「TOD」の特徴の一つである。思わず「ぷ」なんて笑っちゃったらゾンビに食われるのだ！　フルスクリーン以外にウィンドウでも動作可能，またノートPCでも快適にプレイできるようになっているので，大型ネットゲームや学業の間なんかに気軽に楽しむソフトとしてもオススメだ。

■ゾンビ打 ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド2003
2002年12月5日発売予定　5500円