UO「正邪の大陸」のハウス・デザイン・ツールを4GにUp - 01/11 22:35

 今回の「ウルティマ オンライン 正邪の大陸」(原題はUltima Online:Age of Shadows。以下AoS)ですでに5個めの拡張パックとなるUOだが,「マジックアイテムシステム変更」「土地追加」「新職業」と並んで最も大きな変更点といえる「ハウス・デザイン」。今回の追加大陸で建設する新規の家ばかりでなく,(大きく制限は入るようだが)既存の家のデザインも変更できるものだ。OSIもずいぶん本気なようで,なんと"ハウス・デザイン・ツール"のオフライン体験プログラム「Custom House Designer」をプレスキットの中に発見。MMORPGの中での単一機能だけをフィーチャーした"体験版"とでも呼べばいいだろうか。MMORPGの歴史を遡ってみても,結構珍しいパターンだ。

 このツールでは,7×7マス,12×12マスの2種類の大きさの家の土台を選び,その上にタイルや壁,柱,階段などをセットして,3階立てまでの家がデザインできる。仕様自体は旧大陸仕様になっているようで,"AVAILABLE IN UOAOS"(AoSじゃないと使えないよ)というポップアップが目立つが,雰囲気は十二分に感じ取れるだろう。というより,こんなにいろいろテクスチャが増えるなら,AoSで家を建てるのも面白いかも……。
 当たり前のことだが,ここでデザインした家をUO内に持ち込めるわけではないので,本腰を入れすぎないように。まぁインタフェース一番右にあるSCREENSHOTボタンを使えば家の様子をJPGで残せるので,本番前のリハーサルとしてもいい。

 ちなみにこのツール,ややいただけないインタフェースでとっつきが悪いが(床の模様など,SimCityの道路みたいにマウスでドラッグしたいものだ),慣れれば非常にサクサクと試せるようになる。各種ボタンの上にマウスカーソルを重ねればポップアップヘルプが出るので,あらかたのことはそれで分かるだろう。
 1Fをデザイン終わって階段を配置して"さて2F"と思ったときに最初に戸惑うかもしれないが,まずはFloors(床)から作るように。2Fの床が透明な状態で操作だけが移るので,フロアが変わっていないような気がして最初ちょっとだけ戸惑った。

 実装以来,常にさまざまな問題の巣窟ともなっていた"家システム"だが,やはりなんだかんだと言われても,UOをほかのMMORPGとまったく違うものたらしめている最大の要素。運営開始から5年以上が経とうという現状でも,そのフィーチャーを実装していると言い切れるのはUOくらいなものだ。
 今回のAoSで,家が建設できる土地が増え,家がデザインでき,その機能にさらに磨きをかけてきたUO。あらゆる生産物の需要が高まり,おそらくはゲーム内の経済状態が一変することになるであろうこの変更までもう少し。楽しみに待っているとしよう。

 ハウス・デザイン・ツールのダウンロードは「こちら」(4.04MB)からどうぞ。お約束だが,このツールでの機能や操作がそのまま製品版に反映されないかもしれないということは,覚えておいてほしい。(Kazuhisa)


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