期待される第2世代MMORPG「Star Wars Galaxies：An Empire Divided」（以下，SWG）のサービスインは，"今秋中旬"という微妙な時期へと変更が行われたようだ。最近かなりの新機能がカットバックされたものの，βテストは依然としてフェーズ3に突入する気配がないのに加え，サーバーのパフォーマンスも沈滞したままだという。実際，筆者がSWGの開発者に「発売日って夏頃になったんですよね」と変化球を利かせた質問を投げてみたところ，「いや，あ，うん。ちょっと遅くなるよね」と言葉を濁らせていたのも興味深い。「100万人分のアカウントは確実」と言われていた「The Sims Online」のセールスが伸びず，SWG開発陣がこれまでよりも慎重になっているのは事実。史上最強といわれたライセンスゲームも，おちおちしていられない状況だ。
　このウワサに喜んでいるのが，3月後半を念頭に最終調整に入っている「Shadowbane」制作者のはずだ。2003年後期から2004年にかけては，「Lineage II」，「URU：Online Ages Beyond Myst」，「EverQuest 2」，「Warhammer Online」などの優良ゲームがひしめき合うことになり，MMORPGにも戦国時代が到来しそうな気配である。